◆中国では今日から春節、中国交通運輸省の予測ではこの期間中に帰省客だけでなく、海外旅行も旺盛だそうで、およそ28億人が移動するという事です。

◆特に米国が中国人旅行客に10年ビザを発行したことと、日本へ旅行する高所得者の5年マルチ旅行ビザが導入されたことなどにより、日米への渡航が増えているという。目的エリア別ではアジアが90%と圧倒的多数を占め、大洋州が5%、ヨーロッパが3%、米国1%、アフリカ1%
国別トップ10は韓国が15.6%、タイが13.9%、日本8.7%と3位につけ、オーストラリア4.4%、シンガポール3.6%、マレーシア2.9%、インドネシア2.3%、フィリピン2.0%、イタリア1.5%、ニュージーランド1.4%ということです。


◆すっかりリッチになった中国人の海外旅行の目的は観光より買い物にあるようです。中国本土より日本の方が高品質で安いからだそうです。デパートや電化製品を扱う大型店は1年で最大の書き入れ時となっているようです。
春節商戦スタート 中国人 爆買いに期待
◆イナゴの大群のように押し寄せる中国人の買い物客が爆買いする理由
中国人観光客の「爆買い」は当然か・・・日本で買えば、こんなに安い!=中国メディア調査
中国で旧正月(春節)の長期連休を迎えることを受け、中国メディアの環球網は17日、「円安が進んだことで、中国人観光客にとって日本が渡航先として人気」と伝え、中国人観光客が日本で購入する4大商品を紹介する記事を掲載した。
記事は、中国人観光客が日本で「爆買い」する理由は主に2つあるとし、1つ目は商品の品質が良いこと、2つ目は価格が安いことだと紹介。さらに
、中国人観光客が日本で購入する4大商品は「魔法瓶」、「セラミック包丁」、「洗浄便座」、そして「電気炊飯器」だと紹介し、環球網が独自に実施した調査として
「日本では中国国内より半額もしくは3分の1の価格で購入できる」と伝えた。
さらに、その一例として、日本で約356元(約6770円)で販売されているタイガー魔法瓶の製品は中国のネット通販サイトでは680元(約12940円)で販売されていると紹介、東芝の洗浄便座は日本で734元(約13970円)だが、中国では2769元(約5万2700円)もすると伝えた。
また記事は、パナソニックの中国法人の社員に対する取材結果として、「パナソニックの洗浄便座も日本国内の販売価格のほうが中国国内の価格よりも安い」と紹介し、日本メーカーが中国国内の工場で生産した商品であっても、日本国内の価格のほうが中国国内より安いのが一般的と伝えた。
続けて、同じ商品でも日本と中国で価格が違うのはなぜかと疑問を呈したうえで、日系企業の社員らに対する取材を通じて「価格はコストによって決まるものではなく、市場の競合製品の価格によって決まる」と紹介。中国人の消費能力からすれば、価格が日本より高くても売れるのだと論じた。
また記事は、「果たして日本メーカーの商品は本当に品質が高いのか?」と疑問を呈す一方、日本企業は中国と日本で同じ生産設備を導入しており、それらの設備は常に最新だと紹介し、品質は間違いないとの見方を示した。
(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
http://www.msn.com/ja-jp/news/world/%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E4%BA%BA%E8%A6%B3%E5%85%89%E5%AE%A2%E3%81%AE%E3%80%8C%E7%88%86%E8%B2%B7%E3%81%84%E3%80%8D%E3%81%AF%E5%BD%93%E7%84%B6%E3%81%8B%E3%83%BB%E3%83%BB%E3%83%BB%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%A7%E8%B2%B7%E3%81%88%E3%81%B0%E3%80%81%E3%81%93%E3%82%93%E3%81%AA%E3%81%AB%E5%AE%89%E3%81%84%EF%BC%81%EF%BC%9D%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E3%83%A1%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%A2%E8%AA%BF%E6%9F%BB/ar-BBhJfho#page=2
◆爆買いしてくれる中国人観光客は、訪問先の国に沢山の外貨を落としてくれるので大変有難い存在ですが、彼等の数の多さとマナーの悪さにはどこの国でも閉口しています。
同じ中国人である、香港人も大陸からの客には大いに迷惑しているようです。
バス占拠、ATMカラ、中国人「爆買い」に激怒する香港 「出ていけ」に中国人「香港は中国の領土だ!」香港では2月18日から1週間の春節(旧正月)期間を前に、正月用品などを“爆買い”する中国本土の旅行客が押し寄せている。転売目的の客も多く、そうした買いあさり行為が市民生活に影響しているとして8日、香港で数百人が本土客への抗議デモを決行し、13人が逮捕される騒ぎとなった。「一国二制度」の下で政治的にも経済的にも大陸に飲み込まれつつある香港人の危機感の表れといえそうだ。(西見由章)
爆買い商品でバス占拠 香港メディアなどの報道を総合すると、デモは急進的な民主派団体「熱血公民」や「本土民主前線」がネット上で呼びかけた。8日午後3時ごろ、香港の新興商業地である屯門の鉄道駅に数百人が集結。本土と香港を結ぶバスターミナルに移動し、本土客が1年間無制限に出入境できる「香港マルチビザ」の取り消しなどを求めてシュプレヒコールを上げた。
バスターミナルにいた本土客とデモ隊との間で口論となったほか、商業エリアに進入したデモ隊の一部と警官が衝突、警官側が催涙スプレーを噴射するなどし、双方にけが人が出た。デモに参加した16~74歳の男女が公務執行妨害などの容疑で逮捕されたという。
本土客の殺到と「爆買い」は香港の小売業者や旅行業者を潤わせているはずだが、なぜ地元住民の不満や反感が高まっているのか。悪名高いマナーの悪さだけではないようだ。
本土客たちは大量の商品を携えてバスを“占拠”するため、一般乗客に影響が出ている。また現金自動預払機(ATM)の香港紙幣を大量に引き出し、カラにさせることも多い。物価は上昇し、店舗賃料の値上がりで地元住民向けの小規模商店が次々とつぶれ、多くが本土客向けの薬局に変わってしまったという。
消費は最低19万円 今回のデモには伏線があった。
「支那イナゴ」。「香港から出ていけ」。「屯門を取り戻せ」。 香港紙「星島日報」によると今月1日早朝、屯門のバスターミナルで、標識や広告看板、壁や歩道など7カ所に中国本土客を非難する言葉がスプレーで落書きされているのが見つかり、警察が刑事事件として捜査していたのだ。
なぜ中国人は香港で買い物をするのか。香港メディアの取材に応じた広東省深●(=土へんに川)市の女性はこう語っている。「ここ数年は毎年香港で正月用品を買っている。本土で買うと香港よりずっと高いから」
当然、品質も大きな理由だ。香港に来た本土客が必ず買うのはキャンディーやチョコレート、クッキーといったお菓子や漢方の食材など。少なくとも1万元(約19万円)は消費するという。
香港の研究者によると、中国本土では偽ブランドのキャンディーや風味が落ちたチョコレートが後を絶たず、品質が劣る薬品や化粧品も非常に多い。
中国共産党の機関紙「人民日報」傘下の国際情報紙「環球時報」は、「香港の世論」の見方を次のように紹介している。
「旅行業は香港の重要な産業であり、本土の旅客は歓迎すべきだ。本土客の殺到は一部の市民の不満につながりうるが、少数の過激分子がこれを口実に香港と本土の融和を妨げることは警戒しなければならない」
これは、中国当局の見解とみていいだろう。
いらだつ中国人 香港当局によると、2014年に香港を訪れた旅客は延べ6084万人で前年比約12%増加し、うち中国本土からは4724万人で同15%増えた。香港では昨年9月末から約2カ月半、行政長官選挙の選挙制度改革をめぐる抗議デモが続いたが、相変わらず本土客が香港の観光業を牽引(けんいん)している格好だ。
自分たち“上客”を排斥しようとする香港の一部の動きに対し、いらだちを募らせている中国人は多い。
香港メディアの取材に答えた本土客はこう話した。「もし本土客が香港に来て消費しなければ香港の経済は立ち行かない。われわれが香港の雇用を生み出しているのだ」。 ネット上でも香港人への怒りの声が目立つ。 「香港は中国のものだ。外国の手先になりたいなら香港から出ていけ。お前らの主人のところに行け」「香港は中国の領土だ!特色ある待遇を少し与えているだけなのに、自分たちを外国人とみなしている。やつらへの食料や水を絶て。だれが父や母であるのか分からせろ」 一方、環球時報のサイトでは国籍不明の人物がこう書き込んだ。 「多くの大陸人はこっそり香港に来て子供を産み、モノを買い、カップラーメンすら持ち帰る。大量の安価な労働力が香港に押し寄せ、失業率を押し上げた。大陸人は香港の文化風俗を理解せず、多くの衝突を生み出している」
両者の“融和”は容易ではなさそうだ。http://www.sankei.com/world/news/150219/wor1502190003-n4.html
◆中国では自国のメラミン入りのミルクが有毒で、乳幼児に著しい健康被害が及ぶので海外に出てミルクを買い漁るのですが、ドイツでもミルクが底をついているとのことです。
「中国人が粉ミルクを買い占めている!」ドイツで報道続々、販売拒否のスーパーも2015年2月14日

ドイツで新聞各社がこのところ、「中国人がスーパーマーケットなどで粉ミルクを買い占めている」といったニュースを続々と伝え、大きな話題になっている。「中国人には粉ミルクを売らない」というスーパーも出てきたという。中国・環球時報が9日伝えた。
報道によると、騒動の発端は1月30日、ある現地紙が「ドイツ西部のエッセンで若い中国人の父親がスーパーで粉ミルクを買おうとしたところ、スーパー側が拒否し、父親は『差別だ』と訴えたが店側は取り合わなかった」と報じたことだった。
その後、2月5日には「フランクフルトのスーパーでは中国人が粉ミルクを全て買って行った」といった報道も出て、“粉ミルク危機”が続々と報じられた。現地紙TZは7日、「中国人がミルクをほぼ買い占めてしまった! 早くお店へ!」との記事を、中国人が大きなスーツケースを引きずりながら、粉ミルクや子ども用の商品を購入している様子の写真と共に伝えている。
ある新聞は中国人がドイツ製粉ミルクを好む背景に、2008年に起きた中国製粉ミルクへの有毒物質混入事件による国産品への不信感があると指摘。
ドイツ在住の中国系住民の間で中国向けに販売するための「代理購入」が流行り、もともと10ユーロ(約1350円)の粉ミルクが中国で3倍で売れているとした。同紙は「今年の春節(旧正月)、中国人の母親に最も人気の贈り物はドイツ製粉ミルクだ」とも指摘している。
http://www.excite.co.jp/News/chn_soc/20150210/Xinhua_08796.html
◆マナーの悪さで困っているのはフランスでも同様です。
「非文明的な行為はやめた方がいいよ」と仏メディア・・・痰を吐いたり、靴を脱いだり 「欧州を訪れる中国人観光客は、わがままな振る舞いしないでね」=中国メディア中国メディアの中国新聞社は16日、中国では19日から春節を迎え、多くの中国人が海外旅行に出かけることについて、フランス紙「L’Europe nouvelle」が社説で、欧州を訪れる中国人に対し、「わがままな振る舞いを抑え、公共の利益と中国のイメージを考慮した行動」を取るよう呼びかけたことを紹介した。
記事は、中国人観光客による消費は経済が低迷する欧州に少なからぬ貢献につながっているとしつつも、中国人観光客による「“非文明的な行為”は現地の人びとを不愉快にさせている」と指摘した。
続けて、中国人観光客の非文明的な行為は欧州だけでなく、中国国内でもしばしば議論の的になるとしたうえで、中国のイメージに関わる非文明的な行為は早期に解消したほうが良いと指摘。
一部の中国人観光客が“中国国内でのマナー”を海外に持ち込み、店舗のスタッフに対して礼儀や尊重が欠けた態度を取ることなどは「中国人観光客自身の旅行に不必要なトラブルを招きかねないだけでなく、中国人全体のイメージを損なう可能性もある」と論じた。
さらに、海外を訪れる際には「郷に入りては郷に従え」とのことわざどおりの態度を取るべきであると主張し、場所を構わずに痰を吐いたり、靴を脱いだりすることは中国国内の文化などとは無関係に「非文明的な行為」であると指摘した。
また記事は、中国人観光客の非文明的な行為は個人の問題であると同時に中国の社会問題でもあるとし、海外で従来の良くないイメージを打破し、新しい中国のイメージを確立するためにも「欧州を訪れる中国人観光客はわがままな振る舞いを避け、欧州の人びとにため息をつかれないよう心がけて欲しい」と論じた。
(編集担当:村山健二)(イメージ写真は「CNSPHOTO」提供、17日撮影。中国・南京での様子)
http://www.msn.com/ja-jp/news/world/%E3%80%8C%E9%9D%9E%E6%96%87%E6%98%8E%E7%9A%84%E3%81%AA%E8%A1%8C%E7%82%BA%E3%81%AF%E3%82%84%E3%82%81%E3%81%9F%E6%96%B9%E3%81%8C%E3%81%84%E3%81%84%E3%82%88%E3%80%8D%E3%81%A8%E4%BB%8F%E3%83%A1%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%A2%E3%83%BB%E3%83%BB%E3%83%BB%E7%97%B0%E3%82%92%E5%90%90%E3%81%84%E3%81%9F%E3%82%8A%E3%80%81%E9%9D%B4%E3%82%92%E8%84%B1%E3%81%84%E3%81%A0%E3%82%8A-%E3%80%8C%E6%AC%A7%E5%B7%9E%E3%82%92%E8%A8%AA%E3%82%8C%E3%82%8B%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E4%BA%BA%E8%A6%B3%E5%85%89%E5%AE%A2%E3%81%AF%E3%80%81%E3%82%8F%E3%81%8C%E3%81%BE%E3%81%BE%E3%81%AA%E6%8C%AF%E3%82%8B%E8%88%9E%E3%81%84%E3%81%97%E3%81%AA%E3%81%84%E3%81%A7%E3%81%AD%E3%80%8D%EF%BC%9D%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E3%83%A1%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%A2/ar-BBhItiC#page=2
◆こうしたマナーの悪さについての指摘は中国国内でも問題にされていて、反省の声や怒りの声が上がっています。
【中国ブログ】「狂った民族主義」が観光地でのモラル違反の元凶だ 中国で今月1日、国民が国内外を観光する際のモラル・規則違反の行為をなくし、観光業の秩序を正そうとの趣旨の新たな法律「旅游法(観光法)」が施行された。
これまで落書きや注意書きを無視した行為、また、「食事中にうるさい」、「ごみをポイ捨てする」といった中国人観光客たちの行為が続々と国内メディアに報じられ、「中国人の民度の低さ」が何度も指摘されてきた。
ではなぜ、中国人は旅先でモラルや規則に違反した行為をするのか? 中国人ブロガーで、米国の大学、セント・メリーズ・カレッジ・オブ・カリフォルニア英文学部の教授を務める徐賁氏が、「中国人が公衆道徳を守るには自尊心が必要」と題したエントリーを公開した。内容の一部を拾ってみる。
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中国人が国内外の旅先で「マナーが悪い」と報じられるのは、ルールを知らないからではなく、自尊心を持たず、自分をコントロールできないためだ。
「自分は金持ちで勢いがある」と考え、自分を大事にせず、ひとたび他人から批判されれば敵対意識を持ち、「バカにされている」、「差別されている」と感じる。
海外の旅先で注意をされても、「文化が違うから」と言い訳するのは、過度のナルシシズム、「狂った民族主義」が原因だ。
自尊心というものは生まれながらに持っているものではなく、小さいころからの環境に育てられていくものだ。自尊心があるからこそ、「私はよい人間であり、よい公民だ」と考え、それによって幸せや誇りを感じる。これが公衆道徳を守ることにつながるのだ。
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中国人のインターネット上での発言から常々感じるのは、「中国人は民度が低い」と自嘲し、自虐的な目で自らを見ていることだ。
旅先でのモラル違反の報道についても、「中国のサッカー代表は弱い」という報道についても、中国のネットユーザーたちは「どうせ中国人はこんなもの」という視点で語る。
徐賁氏の指摘に基づけば、中国人は自分たちを誇りに思うことができず、反動的な「狂った民族主義」の中で言い訳をしながら生きている。
そうだとすれば、「ルールは守らなければならない」と、法律で縛るだけでは意味がない。「正しい民族主義」を抱き、自分たちの存在を肯定し、誇りを持ちながら気配りができるような人間を育てる教育が必要だろう。
(編集担当:古川弥生)(イメージ写真提供:123RF)
http://blog.searchina.net/node/3218
◆昔昔、日本の農協団体が欧米に出かけ、我が物顔で闊歩していましたが、そのマナーの悪さで軽蔑され、ノーキョーと言う言葉がブリタニカに乗せられた事がありました。
ホテルのロビーでの大声、札束見せびらかし、公共の場での行儀の悪さは今の中国人とさほど変わりませんでした。人間は反省すれば変るものですね。