トランプのアジア歴訪は何をもたらすか?
◆10月は今日で終わり、5日にはトランプ大統領が来日して2泊するとのことですが、これに対して韓国では一泊しかしないそうで、例によって不公平だと火病を起こして泣きわめいているらしいwwww。
トランプの本心は韓国などに行きたくないのに、外交上の都合でブレーンがそれを許さないので、しぶしぶ行ってやるということらしいですね。
トランプ歴訪がアジアかき回す? 日韓では日程めぐり外交戦

北朝鮮の核・ミサイル開発で域内の緊張が高まる中、トランプ米大統領が11月上旬、いよいよ東アジアに乗り込んでくる。
5日から訪れる日本では、プロゴルファーの松山英樹さんを交えた日米首脳ゴルフや北朝鮮による拉致被害者の家族との面会など話題に事欠かない。ただ、日中韓を含む5カ国歴訪の全体像を眺めると、アジアを重視したオバマ前大統領時代とは様変わりしたトランプ氏の身勝手な「America first (米国第一主義)」が浮かび上がってくる。
ホワイトハウスがトランプ氏のアジア歴訪を正式に発表したのは10月16日。日本の総選挙の勝敗が決していない時点で「11月5日から訪日し、安倍晋三首相と会談する」と記してあったのは、ご愛嬌だろう。一方、ホワイトハウス当局者の説明に対して韓国メディアが、大統領は日本(5~7日)と中国(8~10日)でそれぞれ2泊するのに、「なぜ韓国だけが(7~8日の)1泊なのか?」と悲痛な声を上げたのは当を得ている。というのは、トランプ氏は、韓国に米大統領として25年ぶりの「国賓」として招かれているからだ。
要人の公式訪問には、「実務訪問」「公賓」「国賓」などがあるが、国賓訪問はホスト国が威信をかけて招待国の首脳をもてなし、友好関係を内外にアピールするもの。日本の場合は天皇陛下による歓迎晩さん会などいくつかの行事があるため、最低でも2~3泊は必要とされる。
米大統領訪問をめぐる日韓の因縁は、2015年4月にオバマ氏が国賓として訪日した前後の経緯に遡ることができる。韓国はこの時、オバマ氏の訪日日程を削ってでも自国を訪問するよう外交戦を仕掛け、日程が確保できないホワイトハウス側から「日本訪問は国賓でなくてもよい…」との声が出るなど、安倍政権の面子が丸つぶれになりかけたことがあった。
在ワシントン日本大使館関係者は当時、「日本は過去、アジアで米大統領の時間を独占できたが、もはや韓国と共有する時代になってしまった」と悔しさをにじませていた。しかしトランプ氏の日程を受けて、今度は韓国側が「韓国はただの経由地になった」(東亜日報)と不満を爆発させている。(WWWW)
ホワイトハウス当局者はその後、「トランプ大統領は韓国国会で演説する。(1泊だけだが)訪問は特別なものとなる」と述べ、米大統領がアジア初外遊で外交演説を行う場所を日本ではなく韓国としたことで顔を立てたと強調した。トランプ氏は演説で、北朝鮮への圧力強化を国際社会に訴え、軍事的な威嚇を維持しつつ北朝鮮の核問題を外交解決に誘導していく決意を述べるとみられている。
ふつうならお題目を「言うだけ」の演説になりがちだが、今回のトランプ氏については「想定外のことが起きるのでは」と見る外交関係者は多い。なぜなら、トランプ政権はこれまで、数々の国際的な外交上の合意を反故にしてきたため、その言動に対する信頼度はゼロに近いからだ。
例えば、トランプ氏は最近、イランとの核合意の破棄を示唆した。この合意はイランが核兵器開発をやめる代わりとして欧米6カ国が制裁を解除したもので、北朝鮮に核放棄を呼び掛ける説得材料の一つだった。こうした大前提をひっくり返される不安があるのだ。
さらに、激震が走ると予想されているのが、「貿易」である。トランプ氏は日中韓3カ国歴訪の最重要課題の一つとして貿易を掲げており、自由貿易協定(FTA)の一方的な押し付けや既存の合意の見直しを迫ってくる可能性がある。
オバマ前大統領は任期中、外交安保や経済でアジアに軸足を移す「リバランス(再均衡)政策」を打ち出し、その象徴として11年から東アジアサミット(EAS)に参加、内政問題で急きょ取りやめた13年を除き、毎年出席していた。東アジア域内の「秩序や規範」の確立を主導し、中国を取り込むのが長期的な狙いだった。しかし、こうした方針は雲散霧消してしまう恐れがある。
トランプ氏は12日にEASが開催されるフィリピンに足を運ぶものの、東南アジア諸国連合(ASEAN)との首脳会議を終えたら、EASそのものは「スキップ(欠席)」する。日中韓など各国首脳とは個別に会談するから「議論だけの会議」(国務省当局者)は必要ないということか。東アジアの国際協調主義を米国が主導しようという目論見は、米国とアジア各国の2国間主義に取って代わられつつある。
日本がトランプ氏の「安倍好き」にあぐらをかいているうちに、アジアはいつの間にか分断と疑心暗鬼の地域に変容してしまうかもしれない。
https://www.msn.com/ja-jp/news/world/%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%97%E6%AD%B4%E8%A8%AA%E3%81%8C%E3%82%A2%E3%82%B8%E3%82%A2%E3%81%8B%E3%81%8D%E5%9B%9E%E3%81%99%EF%BC%9F-%E6%97%A5%E9%9F%93%E3%81%A7%E3%81%AF%E6%97%A5%E7%A8%8B%E3%82%81%E3%81%90%E3%82%8A%E5%A4%96%E4%BA%A4%E6%88%A6/ar-AAufI05?ocid=iehp#page=2
◆トランプ大統領は病的ナルシストでありパラノイアであると言われていますが、それに匹敵するのが北朝鮮の金正恩党委員長です。誇大妄想狂同士の一騎打ちということになり、これは無事では済まないような気もしますwwww
北朝鮮はトランプのアジア歴訪中にミサイル実験をする気か?
North Korea to Conduct Missile Test While Trump Visits Asia?
2017年10月30日(月)16時30分
クリスティーナ・シルバ

北朝鮮を「完全に破壊する」と演説したトランプに対し、「必ず代価を支払わせる」と言った金正恩(9月22日) KCNA/REUTERS
<アジア外遊中にミサイルを撃てば、北朝鮮はトランプを困らせることができる>
北朝鮮は、ドナルド・トランプ米大統領が日本、韓国、中国を訪問する今週末から来週にかけてミサイル発射実験を行う可能性がある。
米ニュースサイト「マクラッチー」の記者アニータ・クマーは10月29日、MSNBCの番組に出演し、過去数カ月、北朝鮮の金正恩党委員長と軍事攻撃の威嚇をし合ってきたトランプも、アジア歴訪中は口を慎んだほうがいいと警告した。
複数の専門家の話として、トランプのアジア歴訪中に北朝鮮はミサイル発射実験をするかもしれないと、クマーは言った。トランプを日本か中国か韓国で「困った立場に追い込めるから」だという。「トランプはその時その場での決断を迫られることになる」
「新たな緊急性」
トランプのアジア訪問を目前に控え、米朝関係は緊張を増す一方だ。朝鮮半島の南北軍事境界線にある板門店を訪れたジェームズ・マティス米国防長官は10月27日、北朝鮮の「無法な」態度によって両国関係は「新たな緊急性」を帯びたと語った。
「北朝鮮は、違法で不要なミサイル・核開発で周辺国と世界を脅している」とマティスは言い、「アメリカが北朝鮮の核保有を認めることはありえない」と付け加えた。
北朝鮮と戦争をすれば、破滅的な結果を招くだろうと、NATO(北大西洋条約機構)のイエンス・ストルテンベルグ事務総長は10月27日に語り、対話その他の平和的手段で北朝鮮に世界に対する核攻撃を思いとどまらせるよう訴えた。
北朝鮮は先週、威嚇は本気だと言った。「李容浩外相は我が国の最高指導者の気持ちをよく知っている。従って、彼が『太平洋上で水爆実験を行う』と言えば、その発言も文字通りに受け取るべきだ」と、ある北朝鮮外務省高官は語っている。
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/10/post-8785.php
◆北朝鮮が本当に太平洋上で水爆実験を行えば、トランプは北爆撃の口実を得たことになり、本当に金正恩が潜む地下のシェルターにバンカーバスターを爆撃するかもしれません。多くのアメリカ人がトランプの人格を危険であると危惧しているようです。
精神医学の専門家が危惧する、トランプの「病的自己愛」と「ソシオパス」

<トランプの危険な人格を「警告」する義務感に駆られた専門家が寄稿した解説書は、何より米社会の「邪悪の正常化」に警鐘を鳴らす>
2015年6月16日に大統領選への出馬を発表して以来、ドナルド・トランプの常軌を逸した言動に関する話題は途切れたことがない。
ビデオやツイッターでの揺るぎない証拠があるというのに平然と嘘をつきとおし、それを指摘されたり、批判されたりすると、逆上する。そして、こともあろうか、ツイッターで個人を執拗に攻撃する。
これまでの大統領候補や大統領からは想像もできなかったトランプの言動に対し、インターネットやメディアでは「彼は単にクレイジーなのか、それともキツネのようにずる賢いのか?(Is the man simply crazy, or is he crazy like a fox?)」という疑問が繰り返されてきた。
(中略)
トランプ大統領の精神状態について最も重要な点を指摘しているのは、二部の「トランプ・ジレンマ」に寄稿したニューヨーク大学教授の精神科医ジェームズ・ギリガンかもしれない。
『男が暴力をふるうのはなぜか そのメカニズムと予防』の著者であるジェームズ・ギリガンは、エッセイの中で「われわれが論点として挙げているのは、トランプに精神疾患があるかどうかではない。彼が危険かどうかだ。危険性は、精神科の診断ではない」と主張する。
トランプの危険性を証明する言動は多く記録に残っているが、ギリガンが例として挙げているのは、
「使わない核兵器を持っていることに何の意味があるのかという発言」
「戦争の捕虜に対して拷問を使うことを奨励」
「すでに無罪であることが証明している黒人の少年5人に対して死刑を要請」
「『スターならなんでもやらせてくれる』と女性に対する性暴力を自慢」
「政治集会で、自分の支持者に抗議者への暴力を促す」
「(大統領選のライバルである)ヒラリー・クリントン暗殺をフォロワーに暗に呼びかける」
「5番街の真ん中に立って誰かを拳銃で撃っても支持者は失わないと公言」
といった多くのアメリカ国民が熟知しているトランプ発言だ。
http://www.newsweekjapan.jp/watanabe/2017/10/post-37_4.php
https://www.msn.com/ja-jp/news/world/%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%97%E6%AD%B4%E8%A8%AA%E3%81%8C%E3%82%A2%E3%82%B8%E3%82%A2%E3%81%8B%E3%81%8D%E5%9B%9E%E3%81%99%EF%BC%9F-%E6%97%A5%E9%9F%93%E3%81%A7%E3%81%AF%E6%97%A5%E7%A8%8B%E3%82%81%E3%81%90%E3%82%8A%E5%A4%96%E4%BA%A4%E6%88%A6/ar-AAufI05?ocid=iehp#page=2
◆我が国にも麻生太郎氏のような失言居士は多々いますが、トランプの発言は豪直球で誰もキャッチできないようです。
これではいくらジョーク好きのアメリカ人も笑うに笑えないでしょう。
さて、9日と10日、トランプはいよいよ中国の国家権力を全て掌握した習近平と相まみえることになります。

◆議題は北朝鮮の核放棄でしょうが、米中の思惑が一致するかどうか分かりません。金正恩は対話と圧力のどちらにも応じないと言っているわけですから厄介です。油断大敵という言葉がありますが、油(石油)を本格的に止められると北朝鮮のインフラはすべてストップします。軍隊もガス欠で機能しなくなり、庶民は食料確保が難しくなります。極寒の北朝鮮では暖房を取れない貧乏人たちは飢えと寒さで凍死することになります。そこまで追いつめられると金正恩は北京、ソウル、東京にミサイルを撃ち込む可能性がないとは言いきれません。
▼さてはて、とんでもないことになってきたニャア!!!

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