至誠天に通ず
◆孟子の言葉に「至誠天に通ず」というのがあります。真心を持って事に当たれば、その志は天に通じるという意味で使われていますが、安倍首相の外交努力が実を結んだようです。まことに爽快なゴールデンウィークになりましたね。
【歴史戦】
マニラの「慰安婦像」撤去 比政府、日本大使館に前日伝える

【シンガポール=吉村英輝】フィリピンの華人団体などが首都マニラに昨年12月に設置した、日本軍占領下(1942~45年)の慰安婦を象徴するという女性像が、台座ごと撤去されたことが28日、分かった。
マニラの日本大使館によると、フィリピン政府が27日、女性像を撤去すると同大使館に連絡した。日本政府はこれまで女性像設置に「遺憾」を表明し、フィリピン政府に対し、唐突に設置された経緯などを明らかにするよう求めてきた。
女性像は、マニラ市が管轄する、マニラ湾に面した遊歩道に建てられていた。産経新聞が助手を通じて28日朝に現地を確認したところ、設置されていた場所には穴があき、横約2メートル、縦約10メートルの範囲が、フェンスやビニールシートで覆われていた。周囲には、像や重機などは見当たらなかった。

近くの売店員によると、マニラ市職員と名乗る作業員が27日夜、ショベルカーなどを使って像を撤去。台座や記念碑板なども丁寧に外され、一緒に持ち去られた。作業員は「水道管の修理」と話していたという。
撤去の理由や、撤去が一時的なものかなどは不明だが、像の近くには数日前から重機が置かれていたという。像設立の助言役を務めた華人のテレシタ・アンシー氏は、マニラ市などに問い合わせたが、「撤去を事前に確認することはできなかった」と話している。
女性像は比華人団体「トゥライ財団」などが製作。政府機関「フィリピン国家歴史委員会」が認定して、「日本占領期に虐待の犠牲となったフィリピン人女性を追悼する」などと記した記念碑を作製。マニラ市が設置許可を出した
http://www.sankei.com/world/news/180428/wor1804280034-n1.html
◆ドゥテルテ大統領は野人中の野人だと思われているようですが、中々どうして、TPOをわきまえ、義理人情には厚い人物だと改めて感じ入りました。華人たちによる慰安婦像建立を許したマニラ市長に、日本側政府が何度撤去要請をしても、中国マネーに買収された市長はのらりくらりと言い逃れをして像の撤去を拒んできましたが、これに業を煮やしたドゥテルテ大統領が問答無用とばかりに強権発動したのです。日本とフィリピン両国の外交関係にひびが入りかねない事態をを放置できないという判断と、マニラ市長ごときに嘗められてたまるかという憤りもあったのでしょう。
ドゥテルテ大統領、マニラの「慰安婦像」に「しっかりとした措置をとる」 河井克行・自民党総裁外交特別補佐との会談で

フィリピンを訪問した自民党の河井克行総裁外交特別補佐は17日夜、首都マニラでドゥテルテ大統領と会談し、昨年12月、マニラに日本軍占領下の慰安婦を象徴するフィリピン人女性像が設置されたことについて懸念を伝えた。これに対しドゥテルテ氏は「しっかりとした措置をとる」との考えを表明した。
また、ドゥテルテ氏は、昨年11月に実現したトランプ米大統領との初の首脳会談について「安倍晋三首相の多大なる協力があったからだ」として、安倍氏に対する「深甚なる謝意」を示した。会談後、河井氏側が明らかにした。

http://www.sankei.com/politics/news/180118/plt1801180003-n1.html
◆フィリピン海域は中国軍船が我が物顔で徘徊し、領海内の島々を勝手に軍事要塞化する習近平に対し、フィリピン政府は対抗手段がなかったので、安倍首相はフィリピン軍に数隻の巡視艇や偵察機などを貸与して沿岸のパトロール強化に貢献しています。日本が戦時中にフィリピンを占領し、多大な迷惑をかけたとしてこれまでに莫大な経済的支援をしてきましたが、ドゥテルテ大統領は今回の訪日で農業、造船、バイオ燃料、自動車、代替エネルギー分野で総額15億ドルの経済強力、貿易取引を纏め、新たに20万人の雇用を生み出すと試算しています。

◆日本は約束事をきちんと果たすことで、アセアン諸国内では厚い信頼を得ていますが、そこへ行くと中国は常に言うこととすることに大きな齟齬があり,あまり信用されていません。大国ぶっていつも上から目線、小国を侮った態度で外交を中国優位に進めようとします。貸した金は剥がし取り、契約は有って無きがごとし。それでも「金が物言う旦那様」です。貧乏な国はお金を借りたいがために、中国に面従腹背しているのです。
◆ドゥテルテ大統領もその一人でしょう。彼が訪中で見せた習近平に対する、態度が評判になりました。ガムは噛む、ポケットに手を突っ込むなど外交儀礼に反する野人ぶりを発揮しています。

◆しかし、彼が訪日して天皇陛下と会見したときは、ちゃんと背広のボタンをかけ、彼が世界一嫌いというネクタイもきっちり締め、手を組んでかしこまっていました。
これを見ればドゥテルテ大統領は野人ではなく、義理と度胸と人心の機微を弁えた天才的政治家であると云えるのではないでしょうか。

◆マニラの慰安婦像はドゥテルテ大統領の鶴の一声で撤去されましたが、韓国では今も増殖中だそうです。今朝鮮半島統一に向けて融和ムードが高まって慰安婦像騒ぎは下火になっているかのように見えますがいずれまた蒸し返しが始まることでしょう。いくら融和ムードで盛り上がっても、南北朝鮮だけで半島統一は出来ません。これから米朝会談、米中会談を経なければ休戦協定も、和平協定もあり得ないのです。この問題で日本は蚊帳の外に置かれたと心配する向きもありますが、我が国にとって中韓にかかわりを持たずにに済むのだから、こんな結構なことはありません。そして素晴らしいことに、中韓の走狗、野党6党が馬脚を現し、熱湯をかけられた雪だるまのように溶けています。ドゥテルテ大統領であれば、こうした国賊は片端から逮捕投獄、あるいは射殺していたかもしれません。
▼連休明けには、世界的大転換が起きそうな気がするニャあ
