ギリシャを中国が爆買い!



◆ギリシャでEUに残留するかどうかを問う国民投票が7月5日に行われます。どういう結果になるかわかりませんが、チプラス首相は国民に離脱を呼び掛けています。
群れを離れた草食動物の子供を虎視眈々と狙っていたハイエナのように、中国の李克強首相が早速50億ドルの援助を申し出ています。
李

ギリシャは世界でも有数の海運国家であり、中国はここを拠点にユーラシア大陸を支配下に置くつもりです。
ピレウス地図

アテネ、ギリシャのピレウス港_141874

◆中国はすでにギリシャ最大の港湾ピレウス港に2か所のコンテナ埠頭をもっていますが、
これから51%の株を取得する意向書を提出し、向こう5年内に持ち株率を67%にまで引き上げる選択的条項をつけるということです。

RI

港湾売却

◆ギリシャ民営化当局の匿名幹部によると、政府は空港経営権の譲渡に関する公告を発表する可能性もあるとか。おそらく中国はそれも買収しようと考えているでしょう。
財政破綻で国庫は空、観光以外に収入源はない。国民の7割が公務員、労働意欲全くなし、これでは当座売り食いするしかないのでしょう。売れるものなら何でも売ろうという心境にもなるでしょうが、そんなことをすれば風光明美な観光地や、貴重な歴史遺産の周り一帯にチャイナタウンができて中国人だらけになり、赤旗と汚物とゴミで埋まることになるのは確実です。白い建物とブルーのエーゲ海の景色が変わるのは間違いありません。

チプラス2

中国人船旅

◆中国が対ギリシャ支援に動いているのは、AIIBのカネをギリシャに投資してピレウス港の開発整備に中国企業を参加させ、工事を受注しようとしているのです。

中国が欧州への陸海路のインフラ整備を進める「新シルクロード(一帯一路)構想」で、ピレウス港は欧州の関門といわれ、同港を確保すれば、将来的に中国海軍が欧州に進出する際の足掛かりにもなるという訳です。EUがギリシャの離脱を許せば、欧州のへそを中国に占拠されることになり大中華帝国の飛び地になります。欧州は再び黄禍に見舞われることになるのです。

ITTAIITIRO

◆ギリシャがこういう悲惨な状況になったのは民族性が大いに関係しています。人口が少なく世界に冠たる観光名所をたくさん抱えているので、世界から観光客が押し寄せ、その収入だけで十分暮らせていたのです。しかし、それがかえって仇となったのです。働かずに食えれば誰も苦労して働きたくはありません。
ギリシャ人の1日

それで、他の工業国のように物を生産することや、さらなる技術的進歩を求めて研究開発をするというようなことがなくなってしまったのです。それですっかり怠けものになって、国民の7割が公務員になり、若くして退職し年金暮らしということになれば、観光収入だけでは足りません。「だったら、IMFやECBから借りればいいじゃん」と安易な借金暮らしを続けるうちに、それが雪だるま式に膨らんで、利払いもできなくなってしまったというのが実情です。ひとことで言えば自己破産ですね。贅沢をしすぎた報いです。

◆中国は以前からギリシャの破たんをを見越して、爆買いの準備をしていたようです。面白い記事がありましたので転載させていただきます。




ギリシャ不安にほくそえむ中国
2015/1/26 8:40


kokkai
                   ギリシャ国会議事堂


 「中国は我が国の空港や港を買いつつある」。筆者がアテネで市民と直接対話したときに聞いた発言だ。例えば、中国の国営海運会社コスコ(中国遠洋運輸公司)はアテネ首都圏の外港都市ピレウスのコンテナ港運権益を35年契約、約34億ユーロで取得している。さらにピレウス港近郊の陸運への積み替え施設と梱包センターもすでに買収しており、ピレウス港湾運営会社の株式23%取得の意向も示しているという。

 さらにクレタ島の港に食指を動かし、ギリシャ第2の都市テッサロニキでは、コンテナ・ターミナル入札に参加したところで市民の反対運動に遭ったという経緯もある。加えて中国資本は、アテネ国際空港の20年契約の権益(2026~2046年)に関して5億ユーロの対価をギリシャ政府に提示している。「アジアからみて、欧州の入り口にあたるギリシャのインフラを、どさくさに紛れ買い占めている」という声も出ており、中国人への警戒感が強まっているようで、ピレウスでは中国人雇用主とギリシャ人被雇用者の間で賃金交渉がもつれている。

 筆者は2014年までの3年間で3回ギリシャを訪れたが、現地の人からまず「中国人か」と問われ、日本人と分かると警戒心を解かれた経験を持つ。

 中国は温家宝前首相がギリシャを訪問したとき、「困難な状況にある良き友人を助けに来ました」と述べたが、現地の新聞は「中国来襲」と書きたてた。現地アテネで感じたことは、北大西洋条約機構(NATO)としてもドイツとしても、地政学的観点からギリシャをおいそれとは切れない現実であった。今回の総選挙の急進左派連合躍進から生じるギリシャ債務危機のもつれ・ユーロ離脱不安に、中国はほくそえむと感じた。

 いまや日本からアテネに行くには北京経由ルートが安い。北京とアテネ間には直行便があり、機内には中国人出稼ぎ労働者の姿が目立つ。ギリシャ関連情報も東京より北京のほうが豊富であったりする。ポルトガルを視察したときも、ポルトガル政府が中国の国有電力配送会社の国家電網公司とオマーン・オイルに電力会社RENを5億9200万ユーロで売却に合意していた。ポルトガルはユーラシア大陸最西端のロカ岬に象徴されるごとく、欧州とアメリカ大陸・北アフリカを結ぶ地政学的に重要な拠点にある。リスボン空港は将来一大ハブ空港になれる可能性を秘める。

 ギリシャ債務危機に関しては、ギリシャ側の「払えぬものは払えぬ」という発言に、借金も身の丈をはるかに上回る借金をした場合、「借りた者勝ち」という現実を思い知らされた。第2次ギリシャ救済が合意され、デフォルトが寸前で回避されたとき、現地の新聞の見出しは「ねばり勝ち」だった。

そもそもギリシャは歴史的にアテネやスパルタなど都市国家から始まっているので、国家への帰属意識が薄い傾向がある。「この国は独裁体制が崩壊してから二大政党が世襲的に首相の座に座り続けた歴史がある。腐敗も横行し、税務署員に賄賂を渡せば納税額も減らしてもらえる。国民も順法意識は欠けている。駅前は無秩序駐車がまかりとおる。

駅から半径100メートル以内の道は全て駅までの通勤車で埋まって、渋滞が常態化している。警察も取り締まらず、運転手も駐車ルールを守ろうという意識が感じられない。そういう国柄だからこそ、国の財政の真の数字を偽って報告するんだ。それに、国民の多くは、自分の庭が手入れされていれば、人の庭がどうなろうと無関心。だから、危機に際して国民が団結して乗り切るという発想が希薄だ」。 これも1アテネ市民の発言である。

 家庭訪問した一家でも、母はユーロ離脱派、娘はユーロ離脱反対派と真っ二つに割れていた。共通の認識は「これ以上の緊縮は我々に路上生活者になれと言うに等しい」ということだ。

 その娘は歯科医なのだが、市民に虫歯治療の余裕があるはずもなく、開店休業状態。そこで、筆者のギリシャ語通訳になってくれた。料金交渉のとき、まっさきに出た言葉が「領収書が必要か?」

その家庭は、一見こぎれいな中産階級の家だったが、トイレを借りたら、水が出ないまま放置されていた。

 それでも、その家は「勝ち組」に属する。別の40代夫婦と話したときは、夫婦とも失職して、蓄えがあと半年で底をつく。それ以降は「教会の世話になるしかない」。しかしプライドが高いので「隣町の教会へ行くつもり」と語った。

 財政危機に遭遇した国では、勝ち組と負け組の差が鮮明だ。国民全員が貧困に窮しているわけではない。特権階級は別にして、庶民レベルでは普段から蓄財を心掛けて資産のストックを持っていた人たちが勝ち組となっている。この事実は、日本人への教訓とも感じた。

豊島逸夫(としま・いつお)

http://www.nikkei.com/money/gold/toshimagold.aspx?g=DGXMZO8237665026012015000000&df=2




▼もう、お手上げだにゃあ~!

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