「置かれた場所で咲きなさい」



◆「自分探しの旅に出る」と言う人がいます。自分が本当に自分らしく生きられる場所を探して放浪するわけです。坂本竜馬もその一人でした。土佐藩を脱藩して江戸で剣術修行をしたのち、勝海舟との知遇を得て幕府海軍操練所で助手を務め、その後長崎の操練所に移り、トーマス・グラバーの手先となり亀山社中(海援隊)を結成します。グラバーはロスチャイルド傘下のジャーディン・マセソン商会のエージェントで、武士が支配する徳川幕府を打ち倒し英国に都合のよい植民地にする使命を与えられていました。
グラバーは人懐っこく、豪放磊落でカリスマ性と先見性を併せ持つ、浪人の竜馬を手先として利用したのです。

竜馬500

若き日のグラバー
(若き日のトーマス・グラバー)

◆徳川幕府を打ち倒すためには日本に内乱を起こさせる必要がありました。
グラバーは犬猿の仲である薩摩と長州に同盟を結ばせるために、竜馬を使って軍艦や武器弾薬を供与して幕府にけしかけたのです。最新式の強力な大砲で幕府を陥落させます。薩長同盟の立役者として竜馬は明治新政府の要人として入閣することを勧められていたそうですが竜馬は寂しそうにそれを断わり、自分は海運貿易商として生きていくと語ったという逸話があります。
孝明天皇暗殺、明治天皇すり替え、偽詔勅、偽錦の御旗で世間を欺いて打立てられた、如何わしい明治新政府の成立に自分も大きく関与してきたことに酷い後悔があったのでしょう。

◆そして明治新政府が誕生する前夜、多く秘密を知りすぎた竜馬は京都の定宿で刺客に襲われ消されます。竜馬はグラバーを利用している積りが、逆であったことに気付き、何時かこうなると気付き後悔していたのではないでしょうか。

グラバーは後に自分は徳川幕府に対する最大の謀反人は私だったといっていますが、それを証明しているのが明治政府から勲一等旭日大授章です。他人を利用するだけ利用して邪魔になると消すというのがMI6のやり方。アラビアのロレンスを彷彿とさせますね。

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◆良くも悪くも、動乱の時代には志を立てそれに向かって邁進することが生きる喜びになるでしょうが、現代では、他人と比較することが当たり前になってしまって、生きる方向性まで人と比べていては、誰の人生を生きているのかさえ、わからなくなってしまいます。それでも悶悶として自分探しに悩んでいる人も多いのではないでしょうか。

◆戦後は軍人上がりの侍とか鬼と言われる強いリーダーが沢山いました。敗戦で焦土と化した日本が奇跡の復活を遂げられたのも、彼らの勇気と統率力があったからです。死地を這いずりまわって生き延びてきた生命力があったことによって成し遂げられたのです。どうせ一度は死ぬ覚悟をした身です。残りの命はお国の再興にささげよう、という志を立てたリーダーの元で、多くの日本人が一丸となって汗をかき、知恵を絞って一生懸命働きました。企業理念は「人は石垣、人は城」とする企業が多く、経営者と従業員は固い絆で結ばれた家族的なものでした。

◆しかし、最近では企業の在りようが一変しています。戦後に見られた強いリーダーや、汗と知恵を絞る勤勉な人が極度に少なくなっているような気がします。小泉・竹中によってNWOの新自由主義を持ち込まれて以来、外資がどんどん日本企業の株を買い占めるようになって、家族的だった日本型企業理念は姿を消しました。代わりに短期的に黒字を出して外国の株主に配当を出さねばならなくなったために従業員の給与を低く抑え、残業代なしで長時間労働を強要するようになってしまいまして。これがブラック企業が増える原因です。新自由主義企業の従業員は使い捨てですから、仕事にも会社にも愛着や忠誠心など持てる訳がありません。

◆最近の若者は会社勤めが長続きしないのは、根性が足りないからだと言うようなことを言う星飛雄馬の親父のような人もいますが、このようなブラック企業で理不尽な仕打ちに耐えていると過労死、下手をすると自殺へ短絡することもありえます。
このような時代に自分の居場所を見つけ出すことは次第に困難になっています。そうなると自活の道を選ぶほかに道はありません。最近ではふるさと創生事業で農業を始める人も多くなっているようですが、他人に雇ってもらうばかりが人生ではありません。どんなところでも生きる道があります。

◆ノートルダム清心学園の理事長に90歳近い渡辺和子というシスターがおられます。

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この方かお書きになった「置かれた場所で咲きなさい」と言う著書があります。


置かれたところこそが、今のあなたの居場所なのです。
咲けない時は、根を下へ下へと降ろしましょう。


「時間の使い方は、そのまま、いのちの使い方なのですよ。置かれたところで咲いていてください」

結婚しても、就職しても、子育てをしても、「こんなはずじゃなかった」と思うことが、次から次に出てきます。そんな時にも、その状況の中で「咲く」努力をしてほしいのです。

どうしても咲けない時もあります。雨風が強い時、日照り続きで咲けない日、そんな時には無理に咲かなくてもいい。その代わりに、根を下へ下へと降ろして、根を張るのです。

次に咲く花が、より大きく、美しいものとなるために。

現実が変わらないなら、悩みに対する心の持ちようを変えてみる。

いい出会いにするためには、自分が苦労をして出会いを育てなければならない。

心にポッカリ開いた穴からこれまで見えなかったものが見えてくる。

希望には叶わないものもあるが、大切なのは希望を持ち続けること。

信頼は98%。あとの2%は相手が間違った時の許しのために取っておく。

「ていねいに生きる」とは、自分に与えられた試練を感謝すること。


◆実に名言ですね。自分探しを続け、志を立てても個人としては、どうにもならないことが多々あります。それは、試練とか宿命というものがあるからです。


◆一生懸命と言う言葉があります。一所懸命と書くこともあります。
「一所懸命」[イッショケンメイ]は、武士が『一か所』の領地を命がけで守り、それを生活の頼りにして生きたこと」に由来した言葉です。
これが「物事を命がけでやる」という意味に転じて、一所で一生をかけて懸命に努力することから一生懸命とも書かれるようになったと言われています。

◆人間を含めて動物は自分で移動できますから自分探しの旅ができますが、そうもいかない存在もあります。

置かれた場所で懸命に生きている「ど根性植物」なんとも、健気で、いじらしいではありませんか。

ユリ

マーガレット

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ど根性すいか2

大根

標識

ピアノ

▼一所懸命だと、ピアノをぶち抜くパワーだ出るんだニャア~!!

3匹の猫




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私も農業やりたいけど、この近辺の田畑はすべて兼業農家とか専業農家とかJAが管理しているから使える田畑がない。あるとしたら市民農園ぐらいか?田畑が農家とか兼業農家がやっている分はいいと思うだけどね。JAは新規農家に住む場所と田畑ぐらい提供してくれないかな?
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