虹化



◆世間はクリスマスムードで盛り上がっているようですが、我が家では正月を控え神棚や仏壇の掃除にとりかかりました。ご本尊の阿弥陀如来様のほこりを払っていると、ふとチベットのことが脳裏に浮かび、あることを思い出しました。

今年の4月に来日したチベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ法王は記者会見で次のような発言をしています。

ラマ

「私は2001年に政治的な責任を減らすという半分引退を宣言し、2011年には政治的に完全引退しました。これで政治的な責任は一切負わないことになりました。それから、すでに4年が経ち、私の完全引退とともに、ダライ・ラマ制度も一時的にせよ、正式にかつ自発的に、誇りを持って終わりにしたいのです。



◆法王はその理由を口にすることはありませんでしたが、ダライ・ラマ制度を残せば習近平にチベット弾圧の口実を与え、圧政はこれまでより過酷になると考えたのでしょう。修行僧に対する中国共産党の警察や軍による無慈悲な暴行や逮捕が続き、僧侶たちの抗議の焼身自殺が横行するのを、防ぐにはダライ・ラマ制度を廃止するしかない、実に気の毒な状況に置かれています。

弾圧A

弾圧B

自殺

走る

焼身自殺B

◆チベットは仏教思想と日常生活が一体化した世界でも稀な国です。「世界の屋根」と言われる高い山に、仏教ユートピアを築き不可侵の聖域として高い精神性を守ってきた民族を、唯物論とエゴイズムで固まった中国共産党の支配下に置こうとすること自体がナンセンスです。

ポタラ

◆チベットの宗教には、五つの主要な宗派があり、その一つはポン教というチベット古来の民族宗教ですが、残りの4つはインド伝来の仏教で、その影響力が非常に強かったため、ポン教の思想や修行面で仏教化されて行ったと言われています。残り四つは、ニンマ派、カギュー派、サキャ派、ゲルク派といい、これら五つの宗派全体の頂点に立っているのが、ダライ・ラマ法王です。

宗派

◆ただし法王は特定の宗派に属することはなく、五つの宗派の超越的な最高指導者と位置づけられています。習近平は最高指導者ダライ・ラマがいるからチベット国民が中国共産党の指導に従わないのだと思っているのです。


◆しかしダライ・ラマを廃止しても、五宗派は残り、それぞれの宗派の座主が指導者として仏教が消滅するわけではありません。

チベット仏教は中国や日本の仏教にはない、秘密の奥儀が多く、「無上瑜伽タントラ」は、チベット仏教の最大の特長といえるでしょう。修行を積んだ高僧は死期が近付くと「虹化」(こうか)という秘儀を使って肉体ごとこの世から消え去ることができるといわれています。




チベット密教僧の「虹化」実例


2015/12/11 07:00

 「虹化(こうか)」とは密教の修煉者が長年の修煉を終え、この世を離れて天国へ行く際に見られる現象である。

440こうか

コウカ690

虹化

(※写真は管理人がイメージして張ったものです)

空に輝く虹のように光を放ちながら身体が徐々に溶けて縮んでいき、修煉の完成度が高い場合は完全に溶けて消え、修煉の完成度が低い場合は数十センチまで縮んだ身体が残る。小さくなって残った身体の姿形は本人と全く同じだが、鋼鉄のように硬くなる。

ミイラ2

 密教修煉は密かに修煉する法門だが、「虹化」現象は普通の人でも目にすることが出来る。神佛を信じていない共産党のチベット統治者が、自らの目で「虹化」現象を確認した事例もある。以下に、何人かの修煉者が「虹化」した例を挙げる。


ユソナンロンジェ活佛の虹化

 1952年、中国共産党チベット自治区委員会第一書記の張国華さんが、ユソナンロンジェ活佛の「虹化」過程を目撃した。
 張さんは事前に「ユソナンロンジェ活佛が翌日にチベットを離れることになる」という情報を得ていた。当日の朝、見送りの為に張さんが寺院を訪れると活佛は大経堂の中央で坐禅しており、張さんが大経堂に入っていっても挨拶にも来なかった。

不思議に思いながら連れ添いの人と一緒に活佛の周りに立って彼を観察していたところ、寺院の僧侶たちが次々と大経堂に入ってきて、活佛を囲んで坐った。僧侶が全員揃うと活佛は急に空中に浮き上がり、間もなくして同じ場所に降りた。再び浮き上がって降り、3回目に浮き上がった時に雷のような大きな音を発し、一瞬で姿を消した。周りの人には一塊の赤い雲が飛んでいったように見え、地上には何の痕跡も残していなかった。
消える600

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五世華日活佛の虹化

 青海省瓦薩県甘穹郷の五世華日活佛は19歳から修煉し始め、39歳の時に文化大革命(1966年から1976年まで)の迫害に遭い、刑務所に入れられた。同じ監房にはガロンカジャ活佛もいた。ある日の夜、五世華日活佛は自分が間もなく往生することになるとガロンカジャ活佛に話し、彼にたくさんの説法をして就寝した。翌朝、五世華日活佛の姿は見えず、彼の手足にかけていた手錠だけが残った。その後暫くの間、監房の中には特殊な香りが漂っていた。


アシャ活佛の虹化

 アシャ活佛は幼い時に四川省炉霍県仁達郷の霊龍寺に出家し、修煉を続けていた。文化大革命の際に強制的に卡舎村に移住させられ、農業に従事する事になった。それでも彼は修煉の意志を曲げず、昼は農業の仕事をこなし、夜は秘かに修煉を続けた。その後、ある村人から便宜を供与され、再び修煉に専念できるようになった。1997年、78歳になったアシャ活佛は圓寂(死亡)し、その7日後、身体は生きていた時の約三分の一に縮小した。火葬の際には空に虹が現れて、遺灰からは佛舎利が3百粒あまり拾われた。

虹5

ベイマジャツ活佛の虹化

 ベイマジャツ活佛(1935-1997年)は四川省カンゼチベット族自治州新龍県にある所登寺の住職だった。1997年チベット暦の9月に、病気で康定病院に入院した。10月9日、ベイマジャツ活佛の様子はいつもと違い、急に元気いっぱいになって微笑みながら就寝した。10月10日午前5時、活佛がベッドの上で坐禅し始めたことを付き添いの人が確認している。活佛は両手で大円満手印を結び、口の中で3回「パート」を唱えて圓寂し、その7日後、彼の遺体は高さ1尺まで縮んだ。
ミイラ


火葬の際には奇妙な香りが漂い、現場にいた3千余りの信者で疾病を患っていた人は、みなある程度良くなった。

(翻訳編集・金谷)


http://www.epochtimes.jp/2015/12/24895.html





◆想念で肉体を消す、或いは縮小することができるという、霊主体従のお手本ですね。
それにしても中国共産党はいつまでチベットやウイグルの弾圧を続ける気でしょうか。一刻も早く崩壊しないとチベットだけでなく多くの国々が幸せになれません。

◆超低音のチベット・タントラ聖歌を聞いていると不思議な気分になってきます。瞑想でもいかがでしょう。

The Gyuto monks - Tibetan tantric choir

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