ジョーカー



◆映画バットマンには「犯罪界の道化王子」ジョーカーという狂人が登場します。正義の味方バットマンの宿敵で、街をネガティブな世界に引きずり込み、闇の帝王になろうという野心家です。人は誰でもポジティブな面とネガティブな側面がありますが、常に前向きで耳触りの好い奇麗事ばかり言う人に対して、たまには皮肉の一つも言ってやりたい気になることがあります。何時も正義面をするバットマンに対抗したくなるジョーカーの気持ちも解らないではありません。

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バットマン

◆しかし、社会は建前で構成されていますから、みんなできるだけ我慢して本音を言わないようにして暮らしています。たまに、有名人のブログや呟きが炎上するのは、正直な気持ち、本音が出たからで、その生の感情が社会通念である建前に反するから、猛烈な反発や非難が起きるのです。

◆ただし、個人的な感情や欲求がある程度の普遍性を持っているなら、多くの人々の共感を呼び賛同される場合があります。それを巧く使い分けているのが米国大統領候補ドナルド・トランプでしょう。言いたいことを言って多くの人々の喝采を浴び共和候補の支持率断然トップで、スーパーチューズデーに向けて、全力疾走しています。意表を突いた発言や奇行が激しい批判を受けてはいますが、歯に衣を着せない物言いが大衆の心に響くのでしょう。次の記事にはまさに米国のB層が好みそうな発言があります。

トランプ1





トランプ氏に集中砲火、日本の米軍経費でも激論

【ワシントン=今井隆、ロサンゼルス=田原徳容】テキサス州で25日開かれた米大統領選の共和党指名候補争いを巡る第10回テレビ討論会では、首位の不動産王ドナルド・トランプ氏(69)がライバルから集中砲火を浴びた。
米紙ワシントン・ポストなどのメディアも激しい批判を始めたが、序盤戦最大のヤマ場、3月1日の「スーパーチューズデー」でトランプ氏の優位は変わらず、「攻撃開始が遅すぎた」(ウォール・ストリート・ジャーナル紙)との分析も少なくない。

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討論会でトランプ氏は「日本、韓国などを守ることなどできない」として、米軍駐留経費の負担増を求めると主張。

マルコ・ルビオ上院議員(44)が、日本も一部負担していると説明し、「米国がいなくなれば日韓は核兵器保有国になるだろう」と疑問を投げかけると、トランプ氏は「いなくなるなんて言っていない。(日本などに)もっと金を払わせたいんだ」と語気を強めた。

http://www.msn.com/ja-jp/news/world/%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%97%E6%B0%8F%E3%81%AB%E9%9B%86%E4%B8%AD%E7%A0%B2%E7%81%AB%E3%80%81%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E7%B1%B3%E8%BB%8D%E7%B5%8C%E8%B2%BB%E3%81%A7%E3%82%82%E6%BF%80%E8%AB%96/ar-BBq3Xjy





◆トランプもルビオも、米国は日本の宗主国であり、日本は米国のATMであることを当然と考えているのです。まあ70年もの間ご主人さまにひたすら、貢ぐことで平和が保たれてきたことは認めますがトランプのように、あまりにもあけすけな本音でもの言いをされると日本人としては不快感を通り越して、頭に血が昇ります。

◆昔の日本では不動産屋を「千三屋」と呼んでいました。それは物件をより高く売りつけるために多くの嘘で客を騙していたからです。つまり、千の内、本当のことは三つしかないというほどの法螺を吹いたからだそうです。それだけ昔の不動産屋は話芸にも優れていたのでしょう。国は違えどトランプも不動産屋です。セールストークに慣れているのでスピーチライターは不要だそうです。




スピーチライター不在 「メモには従わない。先導するのは自分だ」 


トランプ氏4

 米大統領選の共和党候補指名争いで、「不動産王」のドナルド・トランプ氏の勢いが止まらない。2月の序盤4州の予備選・党員集会を3勝1敗で勝ち抜いたばかりか、あらゆる有権者層に支持が広がるという構造的な変化を見せている。米国社会はトランプ氏をめぐる二極化を強めており、さらなる「トランプ研究」を迫られている。(ワシントン 青木伸行)

 トランプ氏は連邦と州の行政、立法府などでの政治経験がない「アウトサイダー」だが、彼のブレーンも同様だ。取り巻きのキーマンは2人。選挙運動の参謀であるコーリー・ルワンダウスキー氏と、政策顧問のサム・クロービス氏である。

 ルワンダウスキー氏は2015年1月にトランプ氏に雇われるまで、保守系財閥の大富豪であるチャールズ・コック氏、デービッド・コック氏の兄弟が支援する財団で、保守系草の根運動「ティー・パーティー」(茶会)の活動を後押しするなどしていた。

ルワンダウスキー氏を知る関係者は、「彼は爆弾を投げつける。非常に好戦的な人物だ」と評する。いわば「類は友を呼ぶ」といった存在のルワンダウスキー氏は、トランプ氏が保守層に食い込んでいる秘密兵器のようだ。

 一方、クロービス氏は元米空軍の大佐で、安全保障に詳しい。広報担当はニューヨーク人脈で、広報戦略の専門家であるヒックス・ホープ氏が担っている。

 だが、彼ら以上にトランプ氏を支えているのが、「陰の側近」たちだ。例えば、元ニューヨーク市長のルドルフ・ジュリアーニ氏。市の治安を劇的に改善し、01年の米中枢同時テロ当時、市長として復興に辣腕(らつわん)をふるったことで知られる。

 ジュリアーニ氏は「虚心坦懐(たんかい)にアドバイスしている」とし、同氏が“側近”の一人であることをトランプ氏も認めている。
 前国防情報局(DIA)長官のマイケル・フリン氏も事実上のアドバイザーで、「トランプ氏は普通ではない質問をしてくる。

恐ろしく理解力が早く、最初に会ったときに強烈な印象を受けた」と語っている。

 トランプ氏が、大統領に就任した暁には財務長官に起用するとした、投資家のカール・アイカーン氏らもいる。だが、政治家につきもののスピーチライターが見当たらない。トランプ氏自身が「広告塔」なのだ。

 こんなエピソードがある。長らくトランプ氏の政治顧問を務め、ニクソン、レーガン両元大統領の選挙運動に従事したロジャー・ストーン氏をクビにしたのだ。

 ストーン氏は13ページのメモを手渡し、「現在の経済システムは、国民を不正に操作している」と訴えるようアドバイスした。トランプ氏はしかし、メモを投げ捨てて言い放った。

 「メモには従わない。投票と世論を先導するのは自分だ」

 つまり、「トランプ氏自身が戦略や有権者へのメッセージなどすべてを管理している」(関係者)のだ。

http://www.sankei.com/world/news/160227/wor1602270045-n3.html




◆口から生まれてきたようなトランプは、各方面で人間研究の題材にされているようです。




「アメリカン・ドリームは死んだ」 多数論証、脅迫論証、逆言法-扇動家が頼る修辞法

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米大統領選の共和党候補指名争いでトップに立つドナルド・トランプ氏は、テレビ番組とお茶の間のタレントのようであり、傲慢で怒りっぽい「扇動家」でもある。その特徴は、国民の偏見を利用し、理性ではなく感情に訴える手法を駆使していることだろう。

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 テキサス農工大学のジェニファー・マルシエカ教授(コミュニケーション学)は、トランプ氏の修辞法の特徴を次のように分析する。

 それは・・・

(1)「世論調査が示している」といった、大衆が納得しやすい「多数論証」

(2)自身への批判に対し、議論ではなく「でくの坊」「弱虫」などと相手の人格批判で応じる

(3)「私に歯向かう者はボロボロになる」などの「脅迫論証」

(4)「それについては話したくない」と、責任を回避し話題を転換する「逆言法」-といった手法が目立っていることだ。

 扇動家はこうした修辞法に頼りがちで、しかも「事実」には関心がなく、誤った前提に基づき立論することが多いという。例えば、トランプ氏はイスラム教徒について、「ジハード(聖戦)をひたすら信じて憎悪で満ち、人命を尊重しない-と定義している」と指摘する。
 トランプ氏はまた、「米国を再び偉大な国にする」と訴え、拍手喝采を浴びている。だが「どのように」という具体性には乏しい。
 にもかかわらず、支持が幅広い層に浸透しているのはなぜか-。

 世論調査結果や、既存の政治と政治家に不満を抱く「怒れる有権者」の声からは、「『私を信じよ』という自信に満ち、彼なら何かを変えてくれそうだと思わせる。

その方が具体性はなくても説得力がある」(支持者の一人)という感覚が浮かび上がる。

 オバマ大統領は「変革」を掲げて登場し、民主党の大統領候補指名を争うバーニー・サンダース上院議員は、「革命」という最も強い言葉を使う。トランプ氏からは「改革」という言葉も聞かれず、「米国を再び偉大な国にする」などのスローガンを代用している。

 そうしたせりふに支持者が魅了されるのは、「オバマ政権下で閉塞(へいそく)感が強まり、生活も苦しくなり、『アメリカン・ドリーム』がなくなったと感じているからだ」(政治アナリスト)という見方がある。

 トランプ氏も、「悲しいことにアメリカン・ドリームは死んだ」と発言する。大衆の意識を敏感にかぎ取る才能がある。父親の後を継いだとはいえ、「不動産王」と呼ばれるまでにのし上がり「でっかく考えて、でっかく儲(もう)けろ」(邦題)といった啓発本なども多数著している。そうしたことも支持の下地なのだろう。

 当初は「トランプ氏はテレビのショーのホストだ。政治の世界までコメディーになった」と揶揄(やゆ)された。

 しかし今や、米有力紙ワシントン・ポストが「思いもよらなかったことが不可避になりつつある。トランプ氏が指名されそうだ」と危機感を示し、共和党主流派からは「トランプ氏の阻止は手遅れか」と、悲鳴にも近い声が漏れてくる。

 「米国は分裂している」というトランプ氏の高笑いが聞こえてきそうだ。(ワシントン 青木伸行)

http://www.sankei.com/world/news/160228/wor1602280009-n1.html




◆まあ、この男が大統領になることはないと言うのが一般的な見方のようですが、全くそれはないかと言えばわかりません。
共和党内ではもう止められないと悲鳴が上がっているそうです。この千三屋のプロフィールです。

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◆トランプは9,11事件はブッシュ・ファミリーが仕組んだものだと言っていますが、パパ・ブッシュがトランプの喉を掻き切れというジェスチュアーをしています。下手をすると消される可能性もありますねwwww
0:15 / 0:26
H.W. Bush Does Throat Cut Death Gesture on Trump at GOP Debate!


◆トランプは余程日本嫌いのようで、日米安保の片務性を不公平だとか、日本は米国車を買わない、だから日本製を買わない、日本や中国が米国人の仕事を奪っているなどの発言が目立っています。
もし彼が大統領になれば、日本はこれまでより一層酷い目に会わされカネません。ジョークにもなりません。

安倍総理はオバマの制止を振り切ってロシアのプーチンとの会談を行うようですが、北方四島返還の前に平和条約を結ぶ事を最優先していただきたいものです。

▼彼は、ドナルドじゃなくジョーカー・トランプと名を変えるべきだニャア!

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