アルゼンチンの深刻な食糧難



◆伊勢志摩G7サミットの議題は財政問題が主要課題のようですが、いまや世界中が経済的困難を抱え呻吟しています。中でも南米諸国、メキシコ、ブラジル、アルゼンチンより危機にひんしているのがベネズエラです。スーパーでは食料品が不足しており、毎日長蛇の行列に並んでも、食べ物が手に入るとは限らず、犬や猫、鳩まで食べると言う悲惨な状態になっているそうです。

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◆首都カラカスでは停電が慢性化し、ショッピングセンターやスーパーは真っ暗だという。電気の使用時間が政府によって制限されているためで、停電は日常生活だけでなく、病院や医療施設の運営にも支障をきたし、医療品や人工呼吸器の不足が追い打ちをかけ、同国西部の病院では乳児6人が死亡したとニュースが報じています。

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“水より安い”ガソリンで、隣国の食料品を密買 南米ベネズエラ、経済危機の実態


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 南米の産油国ベネズエラの経済が、危機的状況だ。食料品不足など、国民生活にも悪影響が及んでいる。こうした苦境、対策としての隣国コロンビアとの密貿易などを南米メディアが報じている。


◆食料品不足が日常茶飯事に


 昨今の原油安が、ベネズエラの経済苦境の原因だ。原油は同国の外貨獲得の90%を占める。ただ、そもそもの背景には、チャベス前政権時のボリバル(社会主義)革命がある。同政権は、政府に不満を持つ大手企業を国営化し、価格統制で利潤追求を否定し、物価上昇を抑えた。その結果、事業を放棄する経営者が相次いだ。

 生産業者の減少により、同国は食料品の70%を輸入に頼っている。しかし昨今の原油安による外貨不足で、必要なだけの輸入ができなくなっている。最近は穀物、野菜、果物なども不足している。スーパーの前には長蛇の列が続き、入口では警官が警備にあたっている。こうした光景がどこでも見られる。

 ある主婦は、2人の女性がとうもろこし粉(日本の小麦粉に相当)の奪い合いで殺傷沙汰になったことを娘に語ったそうだ。また通行人のひとりは、列の中に母、娘、孫まで並んで割当より10倍の量を得ようと並んでいる、と言った(アルゼンチンのインフォバエ経済紙)。

◆隣国コロンビアとの 密貿易が盛んに

 このような事態になり、隣国コロンビア相手の密貿易が盛んになっているという。特に密貿易で潤っているのは、ベネズエラのサン・アントニオ市と、コロンビアのククタ市だ。両都市を結ぶ、全長315mのシモン・ボリバル橋が国境であり、物資売買のためベネズエラ側から橋を渡るのだという。なお沿道には、200の両替商がり、公式レート1ドル=6.3ボリバルに対し、1ドル=175ボリバルといった闇レートで取引されている(アルゼンチンのラ・ナシオン紙)。

 もちろん、この橋を往復するには、両国の検問所で、検査の警官や軍人への賄賂が必要になる。ここで得る収入が給料より高額になることが、往々にしてあるという。ベネズエラ側では、検問は1ヶ所に定まっている。コロンビアの検問所では一定率の金額を払うが、その300m先でまた検問がある場合も、時にあるそうだ (コロンビアのインフォルメ21デジタル紙)。

 しかし、密貿易の取締りという名目で厳しい検査が行なわれる場合もある。昨年8月には、わずか1週間で、食料品96トンとガソリン30万リットルが摘発された。これは2013年の摘発分に相当する量だという(コロンビアのポルタフォリオ紙)。また同月から、密貿易規制のため、夜10時から翌朝5時まで、橋は通行止めになった。両都市の恋人同士もこの門限を守らなければならなくなった、というエピソードもあるそうだ(アルゼンチンのラ・ナシオン紙)。

◆石油を売って食料品などを買う

 最も売れる商品は、“世界で一番安い”とされる石油だ。ミネラルウォーターより安い。ベネズエラでは0.018ドル/リットルのガソリンが、コロンビアでは1.13ドル/リットルで売れる(アルゼンチンのラ・ナシオン紙)。

 コロンビアのタクシー運転手の中には、ベネズエラ側で詰めたガソリンを、帰りに必要な分だけ残してコロンビアで売る者もいるようだ。燃料容器にガソリンを入れてバイクに積み、日に何度も往復して商売にしている者もいる。国境から600km入ったメデジン市や首都ボゴタ市までガソリンを持ち込み、ガソリンスタンドで売る大胆な者もいるそうだ。もちろん、彼らは検問所での賄賂を忘れない(以上、同紙)。
 ベネズエラ国内で消費されるガソリンは、70万バレル/日と言われる。しかし、そのうち10万バレルは密貿易でコロンビアに運ばれているという。これは年間1億ドル(118億円)分に相当するそうだ(コロンビアのインフォルメ21デジタル紙)。

◆薬の不足も深刻

 シモン・ボリバル橋を渡り、コロンビア側に30mも入れば、1500~2000もの業者が商材を販売しているそうだ。どれもベネズエラ国内で不足している物ばかりだ。利益率は100~200%にもなるという。中には薬もある。ベネズエラで需要の高い薬は、解熱効果がありデンゲ熱やチクングニア熱の治療に使われる、アセトアミノフェンだ(以上、アルゼンチンのラ・ナシオン紙)。

 薬不足は深刻で、今月も首都カラカスの総合クリニック病院で3人が亡くなったという。昨年11~12月でも13人が亡くなっている。今月5日からは心臓手術が中止となった。2007年、外科手術は450人に行なわれたが、昨年はわずか97人だったという。医師は「抗生物質もない、レントゲンも使えない、研究室も使用不能、鎮痛剤もない」と、危機的状態を訴えている(スペインのabc紙)。

 ベネズエラでは、マドゥロ政権の不支持率が75%にもなっている(アルゼンチンのラ・ナシオン紙)。同国メディアや米国民間情報機関の中には、政変の可能性を示唆するものもある。

http://news.livedoor.com/article/detail/9693123/




◆ベネズエラ大統領マドウロは、故チャベス大統領の運転手だったそうですが、チャベス同様ガチガチの社会主義、反米主義者で、ばら撒き型のポピュリズム政治を踏襲しました。

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◆しかし、国営の石油を外国に売るだけで、他に産業も育ててこなかったので、石油の価格が水より安くなると食べていけなくなるのは当然です。かつてスペインの植民地であったベネズエラはコーヒーとカカオなどの一大産地でしたが、マラカイボで石油か発見されて以来農業を止めてしまったことが災いしていると言えるでしょう。

◆どの国も農業は基幹産業であるべきで、カネさえ出せばいくらでも買えると思ったら大間違いです。日本の食糧自給率は38%と言われています62%が海外からの輸入です。これでTPPなどに加盟すれば、国産より安価な農産物が津波のように入ってい来るようになれば、日本の少量自給率は更に下がる可能性が高くなります。

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◆日本は資源輸出国と違って技術立国ですから、ベネズエラのような悲惨なことにはならないとは思います。しかしウォールストリートジャーナル紙によると、年金基金の運用会社「年金積立基金管理運用独立行政法人」(GPIF)の2015年7-9月期の運用損益は7兆8899億円の赤字となり、資産別では国内株式が4兆3154億円の赤字、外国株式も3兆6552億円の赤字。外国債券も2408億円の赤字だったと伝えています。自動車やロボット、家電などがいくら売れても、下手な年金運用で国民の蓄えがデリバティブで掠め取られてしまえば、安い輸入食品さえ買えない状況に成ります。

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◆南米ではベネズエラ同様の経済危機を抱えているのがメキシコ、ブラジル、アルゼンチンと続いています。
特に7月にリオ五輪をひかえたブラジルで、現職大統領が弾劾されるということで世界が注目しています。

◆ルセフ大統領は2014年の大統領選を前に国家会計を粉飾するため、年金や失業保険の給付などを国営銀行に肩代わりさせたとして弾劾請求されたそうですが、それに加えて汚職疑惑がかけられた前ルラ大統領を副大統領にして、不逮捕特権を与えたことが問題視されたのです。

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◆数年前からブラジル、ロシア、インド、中国の4ヶ国の頭文字をとって、ブリックス(BRICs)という言葉が流行し、将来はこの4カ国が、米日やEUに代わって経済の覇権を握ると言われていましたが、今やこの言葉は世界に不況と環境破壊を撒き散らす元凶の呼び名になっています。

◆中国同様、環境破壊が進んでいるインドでは観測史上初の、摂氏51度まで気温が上昇し死人病人が続出しているようです。

ヒートマップ

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<インド>最高51度…国内史上最高 死者440人以上

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毎日新聞 5月25日(水)20時9分配信

【ニューデリー金子淳】インド各地で記録的な高温が続き、熱波による死者が相次いでいる。地元メディアなどによると、西部ラジャスタン州ファローディで19日、国内史上最高の51度を記録。首都ニューデリーでも4月以降、ほぼ連日40度を超え、首都圏だけで少なくとも440人以上が熱中症などで死亡した。インド気象局は首都を含む北インドを中心に熱波に対する注意を呼びかけている。

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【現地の写真特集】かつてない猛暑に見舞われるインドの人たち

 インドの最高気温はこれまで1956年に同州アルワルで記録した50.6度が最高で、60年ぶりに更新された。熱波による死者は南部テランガナ州でも300人を超えるなど、各地で相次いでいる。

 ホームレスを支援するニューデリーの非政府組織「CHD」のスニル・クマール事務局長は「死者の多くはホームレスだ。地元政府はほとんど保護対策を取っていない」と話す。

 インドでは昨年、熱波により全土で約2500人が死亡したが、今年は昨年以上の猛暑になる可能性がある。既に各地で干ばつも発生しており、約3億3000万人が影響を受けているという。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160525-00000086-mai-asia




◆インドの熱波は長年の環境破壊とエルニーニョ現象が関係していると言われています。
気象庁は、西アフリカ、マダガスカル付近、インド南部、東南アジア、オーストラリア東部の高温がエルニーニョ現象時の天候の特徴と一致しているとしています。

日本の夏も思いやられますが、エルニーニョ現象は春の間に終息すると見られ、夏にはラニーニャ現象が発生する可能性が高いそうです。

なお、最新の暖候期予報では、日本の今年の夏(6~8月)は、西日本と沖縄・奄美は暖かい空気に覆われやすく、気温が高い見込みです。

降水量は、九州から北海道で平年並みか多いでしょう。

※ラニーニャ現象とは、太平洋赤道域の中部(日付変更線付近)から南米のペルー沖にかけての広い海域で、海面水温が平年に比べて低くなり、その状態が1年程度続く現象です。

http://www.msn.com/ja-jp/weather/topstories/%E5%A4%8F%E3%81%AF%E3%83%A9%E3%83%8B%E3%83%BC%E3%83%8B%E3%83%A3%E7%8F%BE%E8%B1%A1%E7%99%BA%E7%94%9F%E3%81%AE%E5%8F%AF%E8%83%BD%E6%80%A7%E9%AB%98%E3%81%84/ar-BBsXqkV#page=2




▼俺、毛皮着てるから夏はいやだニャア。゚(゚´Д`゚)゚。

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