1億総活躍社会の落とし穴



◆伊勢志摩G7サミットで、安倍首相は各国代表に「リーマンショック前夜のようだ」と言い、積極的財政出動を促しましたがドイツのメルケル首相はばら撒き財政に異を唱え、イギリスのキャメロン首相が「危機とは言えない」と反論、フランスのオランド大統領も「我々は危機の中にはいない」と述べるなど、G7各国首脳の見解は一致しませんでした。

◆安倍首相は「新三本の矢」と銘うって、少子高齢化を防ぐため、GDP600兆円、出生率1・8、介護離職ゼロを掲げ、これらを実現することで50年後も人口1億を維持し、老若男女、障害を持つ人、みんながもう一歩前に出ることができるような日本に変えていかなければならないそれが「一億総活躍社会」であると言っています。

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◆「新3本の矢」を具体的にいえば、「希望を生み出す強い経済」「夢をつむぐ子育て支援」「安心につながる社会保障」だそうです。つまりGDPを600兆円にまで成長させれば、子供の出世率は1・8人になり、夢を紡ぐ子育てが出来ると考えているのです。そのためには保育所を増やし、保育士の給与を上げ、最低次官級を1000円上げることで達成されると単純に考えているのでしょう。しかし人間の営みは、そう単純なものではありません。保育期の幼児を抱える家庭ではどちらでも、次のような問題で日々諍いが起きています。




「夫が死ねば、生命保険おりる…」時に殺意すら抱く? 妻のホンネ

 忙しい共働き夫婦には、互いに決して言ってはいけない一言がある。話題の本『夫に死んでほしい妻たち』(朝日新書)の著者が、妻のホンネを詳報する。

 朝起きると、2歳の娘がぐったりしている。恐る恐る、熱を測ると38度を超えていた。これでは確実に保育園はお休みだ。都内の不動産会社で働くユミさん(34)は頭を抱えた。

「どうしよう。今日は重要な会議があるのに」

 夫(38)は見て見ぬふりか、いそいそと自分の身支度をしている。寝ている子どもを抱きかかえながら、夫を見上げ、目が合うと――。

「俺は無理。休めないからね」

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© Asahi Shimbun Publications Inc. 提供 忙しい共働き夫婦には、互いに決して言ってはいけない一言がある(※イメージ)


上から目線のその言葉は、完全にNGワード。その瞬間、積もり積もったユミさんの怒りは頂点に達し、殺意さえ覚えた。

「あんた、たまには休んでよ!私だって仕事してるんだから!」

 たがが外れたユミさんの勢いは止まらない。

「だいたいねぇ、いつもダラダラ残業してんじゃねーよ! 仕事の効率悪いんじゃないの? こっちは必死に5時までには終わらせて、朦朧としながらお迎えに行って、ご飯作って、お風呂入れて、絵本読んだり、保育園の連絡ノート書いたり、大変なんだからっ!子どもを寝かしつけて夜中に持ち帰った仕事をこなして、また朝ご飯作って、ご飯食べさせて……。休めないからねって、何様?」

 ここまで一気に吐き出すと、その怒鳴り声に驚いた娘が泣き始め、夫婦喧嘩は休戦となった。

 女というだけで、ユミさんが当然のように育児休業を取り、保育園の送り迎えをしている。保育園に通い始めて娘が情緒不安定になると「長時間、保育園に預けるのは可哀想だ」と夫が言い始め、ユミさんが時短勤務で一日6時間労働にした。

すると月給は手取り30万円から20万円に激減。IT企業で働く夫は、手取り35万円。何かにつけ、「俺が休んで、左遷されてもいいの? 出世できなくなってもいいの?」と脅迫まがいで、カチンとくる。

 ユミさんは「せめて、『いつもママばかりに頼んで悪いね』という一言があれば……」と、恨みが募る。

「まるで母子家庭状態で、もう夫なんていらない。でも離婚も大変。

いっそ、あいつが死んでくれれば、生命保険は下りるし、住宅ローンもなくなっていい」と、ユミさんにとって夫は死んでほしい対象でさえある。

(文中カタカナ名は仮名)(ジャーナリスト・小林美希)

http://www.msn.com/ja-jp/news/opinion/%E3%80%8C%E5%A4%AB%E3%81%8C%E6%AD%BB%E3%81%AD%E3%81%B0%E3%80%81%E7%94%9F%E5%91%BD%E4%BF%9D%E9%99%BA%E3%81%8A%E3%82%8A%E3%82%8B%E2%80%A6%E3%80%8D%E6%99%82%E3%81%AB%E6%AE%BA%E6%84%8F%E3%81%99%E3%82%89%E6%8A%B1%E3%81%8F%EF%BC%9F-%E5%A6%BB%E3%81%AE%E3%83%9B%E3%83%B3%E3%83%8D/ar-BBtuSaP?ocid=iehp#page=2




◆お互いに職業を持てば、仕事や仲間に対する責任があり、自分の都合で時間を勝手にやりくりする訳に行きません。育児休暇を増やすと言っても1年も休むことはできないでしょう。夫婦がいがみ合えば一番被害をこうむるのが子供です。3歳まではお母さんの愛情をたっぷり与えられなければなりません。

◆生まれてきた子供は新品のパソコンのようなもので、どんなソフトをインストールするか、また有害ウイルスからどうやって守るか細心の注意が必要です。三つ子の魂百までと言いますが、子供は3歳までに人格の基礎が出来ると言われています。人間としてやってはいけないこと、そしてやらなければならないことの区別がしっかり出来るように躾が必要です。ペットを飼うのとは違って、子供を育てるのはそう簡単なことではありません。夫婦にとって大事業と言ってもいいでしょう。

◆今はトモダチ親子と言うような親子の境がない時代だそうですが、昔は「母の恩は海より深く、父の恩は山よりも高し」という教えがありました。裕福でなくとも父親は凛とした威厳をもち、母親は深い愛情をもって子供に接するべきだとされていたのです。ですからちゃんとした家庭では子供の前で夫婦喧嘩などしませんでした。

◆今日のように毎日家庭で衝突が起き、いざこざが絶えないようでは、子供をまっとうな社会人に育て上げることはできません。子供は親の背中を見て育つと言いますが、両親が仕事に追われ、粗略に扱われて育った子は心に深い闇を持つようになり、誰でもいいから殺してみたかったと言うような人間になる可能性もあります。

◆一億総活躍 女性が輝く社会の実現は夫婦が互いに殺意を抱くようになる、人間性を欠いた悪魔の世界を出現させようとするものです。ネを稼げば豊かになれ、幸せになれると言うものでもありません。

◆世界で一番貧しい大統領として有名な元ボリビア大統領ホセ・ムヒカ氏の言葉をメモしておきましょう。

○貧乏なひととは、少ししかものを持っていない人ではなく、無限の欲があり、いくらあっても満足しない人のことだ

○私たちは発展するために生まれてきているわけではありません。幸せになるためにこの地球にやってきたのです。人生は短いし、すぐ目の前を過ぎてしまいます。命よりも高価なものは存在しません。

○人間はもっと良い暮らしを持つためにものが必要なのですが、それを達成するために消費と仕事をどんどん増やさなければ行けない計画的陳腐化や底を知らない消費主義社会にイエスと言ってはいけない

○若い人には恋する時間が必要。子どもが生まれれば、子どもと過ごす時間が必要。働いてできることは、請求書の金額を払うことだけ。職場と家の往復をするだけに時間を使っていると、いつの間にか老人になってしまうよ。

○お金があまりに好きな人たちには、政治の世界から出て行ってもらう必要があるのです。彼らは政治の世界では危険です。お金が大好きな人は、ビジネスや商売のために身を捧げ、富を増やそうとするものです。しかし政治とは、すべての人の幸福を求める闘いなのです

◆カネの為に人生を棒に振るなということでしょう。最初と最後の言葉は、何処かの都知事さんを彷彿とさせますね。

いくら財政出動しても、毎日毎日時間に追われ、夫婦喧嘩が続くようであれば、幸福を感じるゆとりもなく、子育てなどできる訳がありません。近頃若い世代は結婚願望が希薄だそうですが、行く先が解っているので、結婚そのものに拒否感をもっているのではないでしょうか。

◆自虐ネタが多いサラリーマン川柳ですが、今年の1位はこれだそうです!

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▼悲しすぎて、笑えんニャア~

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