夏疲れ
◎ 里の子や蚯蚓の唄に笛を吹く(一茶)
◆俳句の季語では、春に亀が鳴き、秋には蚯蚓(ミミズ)が鳴きます。実は亀も蚯蚓も鳴いたりはしないのですが、その声が聞こえるように思うのが俳諧の趣なのでしょう。
静かな秋の夜の静寂に耳を澄ますと、土の中から蚯蚓の声が聞こえるような気になるのかも知れません。
◆我が家の庭では、蚯蚓の声は聞こえませんが鈴虫と鉦叩きの声が聞こえています。
今年の夏も20日以上連の日猛暑日でした。暑さ寒さも彼岸までといわれていますが、まだ彼岸まで半月もあるのに、朝晩はすかり秋めいて肌寒さを感じるようになりました。

◆こうなると夏の疲れがどっと出てきます。人は体力、気力が切れると何もかもがどうでもよくなり、面倒になります。更にそこへ家庭や職場、恋愛などの悩みが重なれば死にたくなることもあるでしょう。自殺未遂が増加しているそうです。
過去1年以内に自殺未遂、全国で推計53万人超

2016年09月08日 09時20分
日本財団が7日発表した自殺意識調査で、過去1年以内に自殺を図り、未遂だった人が全国で推計53万5000人に上ることがわかった。
自殺者数はここ数年、年間2万数千人で推移しているが、予備軍は20倍以上に上り、改めて対策の必要性が浮き彫りとなった。
調査は、今年8月にインターネットで実施。20歳以上の全国約4万人が回答した。これだけの大規模調査は初めてという。
1年以内に自殺未遂経験があると答えた人数から、国勢調査の人口比などをもとに、全国の人数を算出したところ、53万5000人だった。
地域別では、「今の市区町村に住み続けたい」とした人が多い都道府県ほど、未遂経験者や自殺願望を持つ人が少ないことも分かった。日本財団は「住みよい街づくりが自殺防止にもつながる」としている。
http://www.yomiuri.co.jp/national/20160907-OYT1T50111.html
◆「強くなければ生きていけない、優しくなければ生きていく資格がない」作家レイモンド・チャンドラーが生み出したハードボイルド小説の主人公、探偵フィリップ・マーロウの台詞ですが、これは名言ですねえ。死んだらおしまい、フィリップ・マーロウのようにタフに生きましょう。私たちは生きてアセンションを経験するために生まれてきたのですから・・・

◆こういう時は酎ハイ片手にぼんやりと、懐メロでも聞くのが一番。ハード・ボイルドの世界を彷彿とさせる名曲ハーレム・ノクターン、演奏はご存知サム・ティラー。
Harlem Nocturne By Sam "The Man" Taylor
◆強いばかりではなく「優しさがなければ生きていく資格がない」これもまた真理です。
9月です。レトロで優く切ない、ウイリーネルソンのセプテンバーソング。鼻にかかって、ゆらゆと揺らぐ歌声が癒しになります。
SEPTEMBER SONG - WILLIE NELSON
◆プレアディスやシリウスなどから大勢のETさんたちが地球に来ているそうです。たまには星空を仰いで、彼らの母星を探してみるのも一興。同じく、ウイリー・ネルソンのスターダスト。
Willie Nelson / Stardust
◆サックスの王者シル・オースチンのメドレーでダニーボーイ、スターダスト他。美しい音色と、ゆらゆらとする揺るぎにとても癒されます。
Sil Austin - Medley
◆サム・ティラーと双璧をなすサックス、久しぶりに聞くと、昔のことが走馬灯のようによみがえります。夏バテ解消は好きな酒と懐かしのメロディーですね。
▼やっぱり、スタンダード!不朽だニャア・・・

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