アメポチ政府が胸をなでおろしたトランプ演説



◆3月1日11時よりトランプ大統領の施政方針演説をBSの中継で見て、意外な感動を覚えました。選挙演説中の異様な発言はすっかり鳴りを潜め、米国大統領らしい良識に富む内容になっていました。世界中の人たちも意外な印象を持ったのではないでしょうか。

スタンデイングオベーション

◆選挙戦での演説では、日本は米軍の駐留費を全額負担するべきだ、さもなくば全軍を撤退させるとか、日本と中国がアメリカ人の雇用を奪っている、日本車が何百万台も流入している明らかに米国の輸入超過だ。日本がアメリカ産の牛肉に関税をかけ続ける場合、対抗策として日本車の関税を38%に引き上げると主張して日本に対する攻撃姿勢を強めていました。


◆こうしたトランプの日本に対する攻撃姿勢に怯えまくった安倍氏は、トランプ勝利のニュースが流れるや否や豊田自動車の会長に、米国内に新工場を建設し70万人の雇用を創出するなどの発言をさせた後、素早く訪米し50万円もするゴルフのドライバーをトランプに献上してご機嫌取りをしました。世界の眼には安倍首相がトランプに脅され卑屈なイエスマンになっているという風に映っているようです。

運転手


◆そしてトランプが正式に大統領に就任するや、安倍首相は再び訪米、二人きりのゴルフ外交で関税問題、米軍駐留費の負担増加、そして自由貿易維持のためにTPPの破棄を考えなおしてほしいと頼み込んだのでしょう。

◆しかしトランプは「TPPはビッグ・ファーマーなど大企業が雇ったロビイストが主導した破滅的な合意」だと述べるなど反TPPの立場をとっていました。TPP合意はアメリカにとって雇用が失われるなどの不利益が生じ、公平な協定を結び直す必要があると主張していましたので、これだけは譲れなかったようです。しかし、このたびの施政方針演説では中国への批判はありましたが、日本に対する批判はありませんでした。

◆面白いのはトランプの天敵とも言うべきメディアのCNNがトランプ演説を好意的に伝えていることです。




トランプ氏の施政方針演説、視聴者の7割が「展望明るい」

(CNN) トランプ米大統領が2月28日に行った初の議会演説は、視聴した米国民の6割近くから非常に高く評価されたことが、直後の世論調査で明らかになった。演説を聞いて米国の展望が明るいと感じた人は約70%を占めた。

CNNと調査機関ORCが実施した世論調査によると、演説が「非常に良かった」と答えた人は視聴者の57%に上った。

トランプ氏の政策が米国を良い方向へ導くとの回答は69%、同氏が示した優先順位は適切だと答えた人も3分の2近くを占めた。

調査の対象は、全米から無作為に抽出したグループのうち、24~27日の事前調査で演説を視聴するつもりだと答え、終了後の再調査に同意した509人。こうした演説を聞こうとする人はもともと語り手を支持しているケースが多いため、回答には全国民の意見が反映されているわけではない。今回の調査の回答者の中で共和党支持者が占める割合は、全国平均より約8ポイント高かった。

トランプ氏が演説で示した政策のうち、最も高く評価されたのは経済政策で、回答者の72%が「正しい方向」との見方を示した。同氏の対テロ政策は70%、税制改革は64%、移民政策は62%、医療制度改革は61%からそれぞれ同様の評価を受けた。

演説の内容が保守的過ぎたと答えた人は26%、保守寄りの度合いが足りないと答えた人は8%で、残る約3分の2は「ほぼ適切」だったとの見方を示した。

演説が「非常に良かった」と評価した人の割合は、オバマ前大統領の近年の一般教書演説よりも高かったが、就任1期目の施政方針演説で比較すると、オバマ氏が2009年に記録した68%を大幅に下回った。ブッシュ元大統領が01年に行った1期目の演説でも66%という数字が出ていた。

演説で示された政策が米国を良い方向へ導くとの評価は、オバマ氏の最高が09年の88%、最低が昨年の68%。ブッシュ氏は最高が02年の91%、最低が08年の67%だった。トランプ氏の数字は両氏の最低ラインに近かったことになる。

http://www.cnn.co.jp/usa/35097405.html






◆トランプの施政演説に共和党議員たちは惜しみないスタンディングオベーションを送っていましたが、最初は白けていた民主党議員も一緒に拍手喝采を送っていました。大統領が下院本会議場を退場した直後、それまで蛇蝎のごとくトランプを嫌っていた共和党のポール・ライアン下院議長はがトランプ大統領への賞賛を喚起し、ライアン氏は演説を「ホームランだった」と称賛し、オバマケアの廃止や、共和党議員の念願だった税制改革をトランプ氏が指揮することに感謝していました。

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◆メディアはポピュリズムという世間の粗で飯を食っているのですから、トランプを批判したり揶揄して、逆に噓つきメディアとTwitterで反撃されていましたが、逆風が吹き始めたと感じたCNNはこれ以上トランプ攻撃を続けると、視聴者離れが起こると判断したのでしょうか、ごく穏当な表現になっています。しかしやはりニョークタイムズやBBCなどのリベラルなメディアは底意地の悪い報道をしています。




トランプ大統領は具体案示せ

<strong>NYタイムズの社説

 【ニューヨーク共同】1日付の米紙ニューヨーク・タイムズは社説で、トランプ大統領が施政方針演説で米国民の功績をたたえたことに対し、トランプ氏こそ政策を実行すべきとし、政策の具体案を示すよう要求した。

 社説は演説内容について、これまでの発言に比べて融和的で、インフラ整備による経済成長をうたうなど「トランプトピア」と呼べる理想を掲げたと指摘。

しかし、具体的計画や財源には触れず「大規模減税」の公約も具体策は明らかにしなかったと批判した。

 就任後に「即時に実行する」としていた医療保険制度改革も進んでいないとし、演説は壮大だが、実現へのビジョンが見えないと指摘した。

https://this.kiji.is/209705436428322296?c=110564226228225532




◆NYTやBBC、こういうのを「左翼の揚げ足取り」「レッテル張り」「印象操作」というのです。




トランプ氏議会演説「驚くべきことに月並みの演説だった」BBC

2017.3.1 20:12

【ロンドン=岡部伸】英BBC放送は1日、トランプ米大統領が上下両院合同会議で行った施政方針演説について、「驚くべきことに月並みな大統領の演説だった」と報じた。

 同放送は、メキシコ国境の壁建設などの不法移民対策や米国第一など演説のほとんどが、これまでトランプ氏が主張してきたことを改めて述べたと伝え、とりわけ「時代遅れ」と評した

http://www.iza.ne.jp/kiji/world/news/170301/wor17030120120024-n1.html?utm_source=yahoo%20news%20feed&utm_medium=referral&utm_campaign=related_link





◆同じ言葉でも聞く人の立場によって内容が変わってくるのは仕方ないことですが、テロ朝の報道ステーションではトランプ演説でブーイングが起こったと嘘報道をやったようです。しかし産経新聞はトランプが日本を目の敵にするという心配から逃れることができたと胸をなでおろしています。




トランプ大統領施政方針演説 風格演出「米国を信じよう」

産経新聞 3/2(木) 7:55配信

 ■口撃封印78%好感/移民混乱で異例の反省

 【ワシントン=黒瀬悦成】「あなた自身を信じよう。あなたの未来を信じよう。そして、もう一度、米国を信じよう」

 トランプ米大統領は2月28日に行った施政方針演説の最後でテレビの向こうの視聴者にこう呼びかけ、全ての米国民とともに国の未来を切り開いていく姿勢を明確に打ち出した。

 また、米国の現状を「殺戮(さつりく)」などと表現した1月20日の就任演説での陰鬱な語調が一掃され、民主党や無党派層も視野に入れた、将来に希望を抱かせる楽観的なメッセージを発信することに成功した。

 民主党やメディアを敵対勢力に仕立てる「選挙候補」的な姿勢をリセットし、「大統領」としての風格をようやく印象づけることができたといえる。

                   ◇

 「新・トランプ節」の白眉は冒頭に訪れた。

 いつもの赤ではなく、濃紺のしま模様のネクタイで登壇したトランプ氏は、2月28日が「黒人歴史月間」の最終日であると述べ、「わが国の公民権に関し、なお取り組むべきことがある」と指摘。さらに、国内で続発するユダヤ教施設への脅迫電話などに言及し、「われわれは政策で分断していても、憎悪と悪徳には連帯して立ち上がる」と述べ、民主党議員も含め議場からほぼ総立ちの拍手を受けた。

 演説の直後に米CNNテレビが行った緊急世論調査では、視聴者の78%が演説に「好感を抱いた」とし、69%がトランプ氏によって説明された政策は「国を良い方向に導く」と回答するなど、演説は一般の国民から圧倒的な好評価を得た。

                   ◇

 トランプ氏は28日の演説前に放映されたFOXニュースの番組で、中東・アフリカ7カ国からの一時入国禁止措置が混乱を招いたことについて「恐らく私の責任だ。私はメッセージの発し方が上手でない」と反省の意を表明。コミュニケーションに関する自己評価は「(Aが最上とすると)CまたはC+だ」と述べた。

 トランプ氏が自らを低く評価するような発言は異例だ。トランプ氏が尊敬しているとされるレーガン元大統領は自虐的なユーモアを連発して国民との距離を縮めた経緯があり、元大統領にならった可能性もある。

 トランプ氏の「大統領的振る舞い」がどれだけ持続するかは分からない。ただ、1日に予定された入国禁止に関する大統領令の署名延期にみられるように、「言葉の力」を実感した大統領が統治スタイルを変えていくことも期待される。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170302-00000068-san-n_ame





◆政治、外交、軍歴のないビジネスマンにアメリカ合衆国の大統領が務まる訳がないと評していた左翼メディアや学識経験者は、未だにトランプの突拍子もない戦略に気がついていないのです。選挙戦で発していた奇警な言葉はトランプの「千三つ屋」としてのビジネス経験からでたものです。何時かも書きましたが「不動産屋は千に三つしか本当のことを言わないので、そう呼ばれるようになったのです。

◆うたい文句に「新築、美邸。駅から徒歩十分」と書かれた物件札を見た客が、その物件を見たいと不動産屋に頼み、案内され歩くこと30分。客「随分遠いねね、30分も歩いたけど、店の札には10分と書いてあったよね?」と云うと、不動産屋「あゝ、あれは10分ではなく十分(じゅうぶん)と読みますんで・・・www」といった塩梅です。物件が駅から、かなり遠いと書けば、客の関心を呼びません。トランプの発言を妄言と非難するのは簡単ですが、そこにはしたたかな戦略、戦術があるのです。

◆自分に観衆の耳目を集め、興味を持たせるために左翼マスコミを挑発して、自分を口撃させTwitterでハザール・メデイアの偽ニュースを暴露すれば大衆がいかに脳され、騙されてきたかが浮き彫りになります。トランプは天敵であるメディアを見事に利用して、莫大な費用が掛かるTVCMも打たず、世界的知名度を獲得しています。

手品

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トランプ風刺


◆トランプは他人が考え付かないような様々な奇策で、成功を勝ち取っています。たまには禁じ手を使って告訴されたりもしましたが、「結果好ければすべてよし」ということになるのがこの浮世。判権力批判にばかり明け暮れ、他人の足ばかり引っ張る左翼の口舌の徒とは訳が違うのです。


◆ただ、産経の記事にもあるように「トランプ氏の「大統領的振る舞い」がどれだけ持続するかは分からない。ただ、1日に予定された入国禁止に関する大統領令の署名延期にみられるように、「言葉の力」を実感した大統領が統治スタイルを変えていくことも期待される」 という懸念もありますが、大統領が米国政治全般にわたって一人で発案して決定していく訳ではありません。経済、金融、外交、軍事他、あらゆる所にシンクタンクが存在し、」スペシャリストが割拠しています。問題解決は司直の手に委ね、提言や議案についての裁可を判断すればいいだけです。

▼国のトップや企業の社長が判断ミスを犯せば国も会社も潰れる。シャープや東芝のようにニャア・・・

親父



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