現実的になったトランプの外交政策



◆米中首脳会談がはじまった。米側の要求は北朝鮮の核ミサイル発射実験を止めさせるよう中国に求めること、もう一つは貿易不均衡是正と南シナ海の航行の自由と軍事要塞化の中止などでしょう。

米中会談

◆中国は金正男氏が2月13日マレーシアで殺害された後、習近平政権は北朝鮮からの石炭の輸入を全面停止すると発表しましたが、2月の石炭輸入量は前年同月比で43%増えたといわれています。また米VOAの報道によると、中国税関総署の統計では、2月北朝鮮からの輸入品目には、国連安全保障理事会が北朝鮮から輸入を全面禁止した金、銀、銅、亜鉛があり、その輸入規模は65万ドルに上ったそうです。

石炭

◆つまり中国による経済制裁が全く機能していないという不満がトランプを苛立たせています。中国が制裁をしないのであればアメリカ一国でやると言っています。それはミサイル基地や他の軍事基地へのな先制攻撃なのか、正恩斬首なのかわかりませんが、兎に角煮え切らない中国の態度にトランプは腹を立てています。

◆習近平にしてみれば、実に辛い立場に立たされているのです。実は北朝鮮を陰で支えているのは習近平の宿敵江沢民一派であり、習政権に恥をかかせ、足を引っ張るために金正恩に鬼の役をやらせているのでしょう。習近平は身内だろうが側近だろうが容赦なく処刑する金正恩をひどく嫌っているのです。正恩もそれを知っているので訪中朝貢しないのです

◆トランプは5日、外交・安全保障の最高意思決定機関である国家安全保障会議(NSC)を再編し、バノン首席戦略官兼上級顧問を、閣僚級で構成する中央委員会の常任メンバーから外しました。これまでのトランプ発言は過激で、共和党内からも批判の声が上がっていましたが、これはすべてバノンの戦略でした。トランプは」マスメディアとの全面戦争で叩かれ続け作戦を変えたようです

バノン

◆シリアでアサド政権がサリンによる一般市民殺害したと米国の諜報機関が発表すると、トランプはすぐにシリアに空爆を掛けるなどと息巻いています。幾らアサドが強権政治家であっても自国民をサリン攻撃するわけがありません。これは自由シリア軍やISISなどのプロパガンダに決まっています。このテロリストたちの背後にはイスラエルのモサドやトルコの諜報機関、米国のCIAがいてサリンやVXガスを供給していることは分かっている筈なのに、トランプは急に態度を変えました。

◆これまではロシアと一緒にシリアやイラクのISに空爆を行っていたのに急に反アサドに豹変したのです。選挙戦で一番働いてくれたバノンを斬ったのも、プーチンと気脈を通じていたフリン大統領補佐官を首にしたのも、かねてロシアのプーチン政権との近さがささやかれていたからです。米国の保守派(ハザール)にとってロシアは永遠の敵なので、米国の大統領が親ロシアであることは絶対許せないのでしょう。

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◆フリンは2014年に陸軍から退役した後、ロシアの国営テレビ「RT」(旧ロシア・トゥデー)に出演。2015年にはロシアで開かれたRT開局10周年を記念する行事にプーチン露大統領と同席し、講演料を受け取っていたとされています。議会の対露強硬論がフリンの辞任に影響したのでしょう。

◆米議会共和党はウクライナ・クリミア問題で制裁の継続を主張しています。 ロシアとの接近を図ろうとしているトランプに対しメディアや世論がトランプ下ろしにかかるのを防ぐためには、シリア情勢に関して「アサド=プーチン」に距離を置くという方針転換をすれば、「政権がロシアと癒着している」とか「大統領はプーチンに弱みを握られている」といった疑惑をかわすことができるという思惑でしょう。

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◆こうした動きを全体的に捉えるのであれば、トランプの外交路線が「極端な方向」に向かうことは阻止されて、現実的になってきたということです。例えば何が何でも亜米利加ファーストとか、NATOへの防衛責任を見直すといった「極端な路線」はとらないと思って好いでしょう。これにはマティス国防長官とマクマスター安保補佐官が強く主張して、このような作戦変更に至ったという報道もあります。

◆フロリダでの米中首脳会談がどのように進められるのか分かりませんが、切迫した北朝鮮の核危機への対処に関しても、「トランプ我流外交」ではなく、マティス国務長官や軍・諜報機関が一体となった「良識ある外交」が求められます。
米露中が鼎になって仲良くしてくれると世界は平和になるのですがねえ・・・・


◆預金口座封鎖されたB古歩道氏に、資金カンパがあって何とか食える状態になったそうです。

【ネット TV ニュース.報道】国家非常事態対策委員会 2017/04/07



▼捨てる神あれば、拾う神あり!この世も捨てたものではニャイニャア・・・・

福

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