北朝鮮をめぐる米中のせめぎ合い



◆同盟国でありながら言を左右して、北朝鮮の味方をする韓国の文在寅は信用できないとしてトランプが対北朝鮮問題から排除しているようです。北の制裁に非協力的な文の対話重視をそんなものは何の役にも立たないと一刀両断。そのうえ米韓FTAを廃止するとまで言っています。米国という巨大貿易相手国を失うかもしれないと韓国財界は大慌てしているそうですwwww

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◆しかし笑っている場合ではありません。北の水爆実験で震度5,6ほどの地震が起きたことを米国は深刻に受け止めています。ICBMで米国を執拗に脅迫する金正恩にブチ切れたトランプは本気になってバンカーバスターで先制攻撃に出る可能性が高まってきたようです。それと同時に中露も臨戦態勢に入ったとのこと。第3次世界大戦に発展しそうな雲行きです。

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トランプの北朝鮮「先制口撃」が危機を加速する

Lawmakers Fear Trump Making North Korea Situation Worse

2017年9月4日(月)15時00分

ハリエット・シンクレア

<金正恩が「水爆実験」を行って、トランプの不用意な「武力行使」発言に米議員も神経を尖らせ始めた

北朝鮮に対するドナルド・トランプ米大統領の場当たり的で挑発的な発言やツイッターが、北朝鮮の暴走に拍車をかけているという懸念が米議会で強まっている。

トランプは8月8日、北朝鮮の核・ミサイル開発に関して報道陣に問われ、これ以上アメリカを脅し続ければ、「世界がかつて目にしたことのない炎と怒りに直面する」と武力行使をちらつかせた。

【参考記事】トランプ「炎と怒り」はトルーマンの原爆投下演説に似ている

そして9月3日、北朝鮮がICBMに搭載できる強力な水爆実験に「完全に成功」したと発表すると、トランプは再びツイッターで北朝鮮に対する軍事攻撃の可能性に言及した。「(これまで対話路線を主張していた)韓国も、対話は役に立たないと気づき始めている。北朝鮮が理解できるのは1つのこと(軍事力)だけだ」

威嚇先行で準備は?

米民主党のホアキン・カストロ下院議員(テキサス州選出)は、週末のテレビの討論番組に出演し、トランプの攻撃的なツイッターを批判した。「まだ32歳の金正恩とツイッターで怒鳴り合っても、得るものはない。むしろ緊張をエスカレートさせている」

「北朝鮮に対する対応は、外交や軍事の専門家に任せるべきだ」

北朝鮮に関するトランプのツイートに関しては、議会の多数を占める与党・共和党からも懸念する声が上がっている。その急先鋒が、米上院軍事委員会のジョン・マケイン委員長(共和党、アリゾナ州選出)だ。
【参考記事】北朝鮮核実験で見えてきた核弾頭量産化の悪夢

マケインは「炎と怒り」発言の翌日に地元アリゾナ州フェニックスのラジオ局KTARに出演して言った。「私はトランプ大統領の発言に反対だ。大統領は、自分がやると言ったことを確実にやれる状況になるまで、それを口にするべきでない」

「私がこれまでに見た偉大な指導者たちは、行動する準備が整っていない限り相手を脅さなかった。トランプ大統領に(北朝鮮に対する)軍事行動を取る準備ができているのか、私には分からない」とマケインは言った。

【参考記事】ロシアが北朝鮮の核を恐れない理由

不用意な発言はやめろということだ。

(翻訳:河原里香)


http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/09/post-8370.php




◆北朝鮮問題は各国にいろいろな波紋を広げています。




中露も北開戦準備、正恩氏が命乞い 怒りのトランプ氏、文氏の『問題児・裏切り者リスト』入りは確実

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米韓合同軍事演習「乙支(ウルチ)フリーダム・ガーディアン」が21日から始まった。金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長率いる北朝鮮の「核・ミサイル基地」攻撃も想定した演習だ。ドナルド・トランプ米大統領は先週末、最側近だったスティーブ・バノン首席戦略官・上級顧問を解任したが、背後には、北朝鮮と韓国への「戦争か、平和か、早く回答せよ」「裏切るなら在韓米軍撤退だ」というメッセージが隠されているという。ジャーナリストの加賀孝英氏が最新情勢を報告する。

 バノン氏が18日解任された。4月に国家安全保障会議(NSC)の常任メンバーから外れ、トランプ氏の娘婿、ジャレッド・クシュナー大統領上級顧問らと激しく対立しており、更迭は時間の問題だった。

 だが、解任の2日前(16日)、米左派系雑誌「アメリカン・プロスペクト」(電子版)に掲載されたバノン氏のインタビューは、世界各国を驚かせた。その中身は、以下の通りだ。

 《北朝鮮問題は余興だ。軍事的解決などあり得ない》《中国に北朝鮮の核開発を凍結させるためなら、その対価として、朝鮮半島からの在韓米軍撤退も取引材料にできる》

 旧知の米軍情報当局関係者は「トランプ氏は、インタビュー内容を知って激怒した」といい、続けた。
 「嘘の中に真実を隠した、狡猾な発言だ。『軍事的解決がない』は完全な嘘だ。トランプ氏は『軍事力行使』の決意を固めている。

だが、『在韓米軍撤退=取引材料』は機密情報だ。トランプ氏は韓国を信用していない。『在韓米軍撤退』は間違いなく選択肢の1つだ」

 私(加賀)は、前回の連載(8月8日発行)で、《米軍準備完了! 北攻撃「9月危機」》として、北朝鮮の相次ぐICBM(大陸間弾道ミサイル)発射を受けた、朝鮮半島危機について緊急リポートした。

「トランプ氏が7月末、北朝鮮への軍事行動(先制攻撃)を決断した」「Xデーは早くて9月」「米国務省は、9月1日から米国民に北朝鮮への渡航禁止令を出した」「在日米軍が、韓国から避難してくる在韓米軍家族の収容施設の設置作業に入った」という、驚がく情報だ。

 その直後、北朝鮮は米国領グアムへの弾道ミサイル4発発射を予告(10日)し、トランプ氏は「(北朝鮮は)炎と怒りに直面する」と応じ、米朝の緊張はピークに達した。正恩氏は恐怖に脅え、ミサイル発射を決断できなかった。

 だが、驚かないでいただきたい。中国とロシアは「第2次朝鮮戦争勃発」を想定して、すでに動いている。

 「中国は7月末以降、北朝鮮国境近くで軍を増強している。核・生物・化学兵器の使用に備えたフィルター付き地下壕を多数建設し、極秘訓練を行っている。北朝鮮国内のロシア企業は8月中旬、核戦争を想定した『職員の退避計画』を、慌ただしくまとめた」(中国人民解放軍筋) 

 そうしたなか、米韓合同軍事演習が21日から始まった。作戦計画「5015」(=正恩独裁体制殲滅)の訓練だ。訓練は31日までの予定だ。

 実は衝撃情報がある。以下、複数の米軍関係者から得た情報だ。

 「正恩氏は心底、脅えている。秘密交渉ルートで『合同訓練を中止してくれ』『期間を縮小してくれ』『せめて原子力空母打撃群は投入するな』といっている。命乞いだ」

 「米国は正恩氏側に、こう圧力をかけている。『米国に譲歩はない。戦争か、核・ミサイルの完全放棄か。早く回答せよ』。何が起きるか、分からない」

 一方、重大な問題が起きた。韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領だ。

「従北・親北」で知られる文氏は、15日の「光復節」や、17日の「就任100日」の記者会見で、「(米軍は)韓国の同意なく対北軍事行動は決定できない」「北朝鮮がICBMを完成させ、これに核弾頭を搭載して兵器とすることがレッドラインだ」などと、仰天発言をした。

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 これは「同盟国・連携国への裏切り」だ。日米韓3カ国は国連とともに北朝鮮に対し、「今は対話よりも圧力」で結束してきた。さらに、米国のレッドラインを勝手に変更した。これでは、「6回目の核実験」も「ICBMの発射」も許すことになる。まるで北朝鮮の代弁者ではないか。

 米政府関係者がいう。

 「トランプ氏は怒り、あきれ果てていた。文氏の『問題児・裏切り者リスト』入りは確実だ。『韓国は信用できない、米韓同盟は解消だ』とまでいったようだ。側近らに『韓国には厳しくしろ』と命令した。今後、在韓米軍の撤退も視野に、対韓貿易赤字問題、為替操作国指定問題など、米国は韓国を締め上げる」

 再度、いう。日本に重大な危機が迫っている。平和ボケしている場合ではない。安倍晋三首相、日本外交の真価が、いま問われている。

 ■加賀孝英(かが・こうえい) ジャーナリスト。1957年生まれ。週刊文春、新潮社を経て独立。95年、第1回編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム大賞受賞。週刊誌、月刊誌を舞台に幅広く活躍し、数々のスクープで知られている。

http://www.zakzak.co.jp/soc/news/170822/soc1708220016-n1.html




◆外交、話し合いでは決着はつきません。金正恩は「北朝鮮を核保有国として認めよ、さもなくば核攻撃するぞ」と主張しているのに対し、トランプは「すべての核兵器を廃棄しろ、さもなくば国際的な経済制裁をかけるぞ」と云っているのです。この話はどこまで行っても平行線です。中国やロシアはどっちつかずの態度で座視していますが、基本的には対話路線を推進すべきだと言っています。つまり、金正恩の思いのままにさせておけという態度です。

◆トランプは習近平に中国の弟分で同盟国である北朝鮮を何とかしろと再三要請しているのですが、それができないのは習近平と金正恩の関係が冷え込んでいるからです。その証拠に金正恩が総書記の跡目相続をしてから、一度も中国を訪問していません。

◆それは中国の中で熾烈な権力闘争が行われており、北朝鮮にとって不都合な状況になっているからです。

◆父親の金正日の時代は江沢民が北朝鮮を西側勢力の防波堤として利用してきました。江沢民一派の勢力は胡錦涛政権にも大きな影響力を及ぼし、対北朝鮮政策は基本的に変わりませんでした。

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◆しかし、習近平に政権が移るや、江沢民配下の薄熙来 、周永康などが政権奪取のために習近平暗殺を企てたことで対北朝鮮政策に大きな変化が起きたのです。

中国共産党指導者

◆習近平は自分を何度も殺そうとした薄熙来 、周永康を真っ先に逮捕し、汚職腐敗官僚の一掃をスローガンに、「虎も蠅も全て叩く」と宣言し、江沢民一派の 容赦ない摘発を続けています。中国共産党の幹部で汚職をしない人物はいないので、全員が逮捕を恐れ戦々恐々、資産と家族を外国へ移し、いつでも逃亡できるように面従腹背の日々を送っているのが裸官といわれる連中です。

◆習近平の虎退治で江沢民一派の力は衰退し、これまで北朝鮮を庇護してきた中国人民軍の高官たちが次々と逮捕失脚させられています。金正恩が常軌を逸したようにミサイルやICBM発射、そして水爆実験をやるのは、そうした中国の現実に不安と焦りを感じているからではないでしょうか。
つまり習近平が江沢民勢力を殲滅すれば北朝鮮を庇護してくれるものがいなくなるからです。

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◆習近平が人民軍の高官を次々と逮捕しているのは自分に忠誠を誓わない江沢民派を排除し、人民軍の完全掌握を図ることが目的ですが、それは同時に西側勢力の防波堤として北朝鮮を利用するためにに軍事技術や経済援助をして勢力を一掃するという結果をもたらします。

人民軍

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◆北朝鮮の生命線を握っているのはやはり中国であり、習近平なのです。
中国の権力闘争で江沢民派が一掃されたなら北朝鮮は自然に崩壊するでしょう。ただ、そうなると2500万人の北朝鮮難民が中国へ流れ込んでくることが予想され、習近平もそれは望んでいません。だからトランプが、いくら習近平を突いても一向に成果が見えてこないのです。ただ習近平の権力基盤は磐石ではありません。何時どこでクーデターが起きるか分かりません。
党の最高指導部の政治局常務委員7人全員が習近平に忠誠を誓っても、地方の軍区や行政府が右へ習えするとは限りません。粛清された江沢民の残党が何時牙をむくか分かりません。一見盤石に見える習政権も実は足元が揺らいでいるのではないでしょうか。

▼だから、誰も金正恩には手が出せないんだニャア~

にゃんとも2



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中国と北朝鮮は、親分と子分の関係

> 中国の権力闘争で江沢民派が一掃され習近平が全権を掌握したなら北朝鮮は自然に崩壊するでしょう。

そんなことないでしょう。 習近平も北朝鮮を自分の手駒として最後まで利用するでしょう。

中国と北朝鮮は、親分と子分の関係にある国際秩序の破壊者です。 また、核抑止のバランス・オブ・パワーを破壊して、米国にとってかわって世界覇権を握ろうしているのです。

米国は、このことを百も承知で、中国と戦争する準備を今しているのです。 北朝鮮を空爆したり、斬首作戦を遂行することは、中国との戦争の「二の次」の軍事行動です。 


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