FC2ブログ

縮み志向でスケール感に欠ける日本人



◆昔から日本人は縮み志向だと云われてきました。何でもかんでも極力小さくしようと工夫します。盆栽、根付、茶室、坪庭など見ても小さいものほど愛されるようです。

ミニ盆栽

根付2

茶室

坪庭

◆西洋の豪壮で堅固な石造りの城、それを取り囲む広大な人工庭園、形容詞や修辞がやたらと多く難解で長たらしい文学などに圧倒はされても、それをよしとはしません。

バッキンガム

◆典型的なのが俳句です。五・七・五僅か17文字で宇宙の神秘や壮大さを表現したり、蛙が池に飛び込んだというようなありふれた自然描写の中に、研ぎ澄まされた感覚と静寂を表現するこをとても大切にします。

蛙

◆縮めるのは俳句だけではありません。若者の間では略語使いが普通になっていて、新聞テレビでもそれに沿って記事にしています。代表的なのが「エンタメ」最初に聞いた時は「コエダメ」の間違いではないかと思いましたが、今となっては誰もエンターティメントなどと長たらしい言葉は使わなくなりました。

◆縮みの思想は住居にまで及びます。戦後日本の住居はお上の達しで、4人家族でも2DKと決められていましたので、家族にプライバシーなどなく親子が団子になって暮らしていました。欧米人はその狭隘な住宅環境を「ウサギ小屋に棲む日本人」と大いに揶揄していました。
構造物から工芸品、そして言葉に至るまで手のひらに収まるほどコンパクトに“縮める”。これはどの文化圏に見られない日本独特の文化であるといえます。


◆まあその縮の文化がトランジスターラジオを作り、ウオークマンを作り、独自のナノ技術の発展へと繋がっていることを考えるなら、あながち縮の文化も否定すべきではありません。折り紙の技術が折り畳みができる、人工衛星のソーラパネルとしてNASA等でも活用されているとすれば、縮みの文化はもっと自信を持って好いのではないでしょうか。

ソーラーパネル

◆縮みの文化は世界的に注目すべき文化ではありますが、それに日本人が満足してしまえば海外へ雄飛しようとする時、負の部分が噴出することもあります。小資源列島で営々として暮らしてきた日本人は小欲知足が美徳とされ、無駄なことを一切排除してきました。住まいに関して言えば「座って半畳 寝て一畳 天下とっても二合半」という無欲恬淡とした暮らしを理想としていたのです。

◆アメリカではこういう日本の徳目を馬鹿馬鹿しいと笑う人もいるかもしれません。アメリカは日本と好対照で拡大拡張の伝統文化があります。つまり大きいことはいいことであり、常識にとらわれずオリジナリティで目を惹き、目立った存在になることを目指しているのです。縮み志向の日本人は逆立ちしても彼らには叶わないのではないでしょうか。

ご覧ください、この桁外れなリムジン。道が狭い日本では絶対走れないリムジンというより、これは理不尽というべきではないでしょうか。デカければいいというものではありませんwww


世界“最長・最速”のリムジン10選




◆人種の坩堝であるアメリカで成功するためには常に他人に先んじて勝ち抜いていかねば一人前の男ではないと考えるようです。さもなくばその他大勢の中に埋没してしまうと云う焦りや苛立ちのようなものがあるのかもしれません。多分「いつか、でかいことやってやるぜ」といつも思っているのでしょうね。アメリカ程自分の人生を自由に楽しめる国が他にあるでしょうか。
他人がやらないことがやれるのがアメリカ。日本でこんなことをやればすぐに逮捕されるでしょう。

歴史上最も信じられない車の改造例10選



◆奇抜な発想と情熱、惜しみなく改造に打ち込めるためには、 暇、カネ、技術、設備がそろわなければ出来ることではありませんね。車高を低くした、シャコタン改造だけで問題視される日本では考えられないことです。

◆高度成長期に入った日本で、ニッサン・サニーという車の発売CMで「大きいことはいいことだ」というCNソングが流れ、「隣の車が小さく見えます」というキャッチ・フレーズが有名になりました。
当時の一般家庭ででは多くが排気量360ccの軽自動車を所有していたので、メーカーは1000ccのサニーを持つことでステータスがワンランク上がるような気にさせようとしたのでしょう。

◆しかし、日本では相変わらず縮みの文化は健在です。軽自動車の小型化はさらに進んで大変よく売れているそうです。アメリカでは軽自動車は道路交通法によって走行が禁止されているそうですが、トランプ大統領は日本でアメ車が売れないのは、660ccという小さなエンジンを搭載した低燃費で経済的な軽自動車のせいだと、忌々しく思っているそうで、今後はそんな車は作るなと云いだす可能性がありますwww

◆十戒、ピラミッド、ベン・ハーなどハリウッド映画のスケールには只々驚くばかりでしたが、最近はCGが使われるようになってそのスケールは更に拡大しています。特にスターウォーズ をはじめ数々のSF作品は、ストーリーと云いビジュアルと云い、また制作費と云い、縮み志向の日本人にはこんな発想はありません。そして今日も日本は人も車もどんどん縮み続けています。

vb-e01.jpg

mobility_concept-01.jpg

Daihatsuピコ

10504004_199604.jpg

▼車でも猫でも、小さいほうが可愛いじゃニャイか?

a6189b1f.jpg


スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

そういうわけじゃない、日本文化

わび、さび、ばさら、という日本文化の特徴を表現した言葉があります。

わび 閑寂な風趣 茶室など
さび 古びて趣のある様 年代物の茶器など
ばさら 派手で遠慮なき振る舞い 赤色の甲冑の赤ぞろえなど

以上の日本文化の特徴の中に「縮み志向」はありません。 広大な神社やお城など、スペイン・ポルトガルの宣教師たちを驚愕させました。 しかも、鉄砲をすぐに大量生産できた高い科学技術力があります。 また、織田信長の鉄鋼船団は、当時の西洋にはありませんでしたし、現代では空母を最初に建造して実戦に使用したのも日本人です。 戦艦大和は、世界最大の巨砲を装備していました。

この一方で、日本人は、ナノテクにも秀でています。 個人が利用しやすいように改良しているだけのことです。 例えば、スマホのように小さなコンピューターは持ち運びに便利ですから。


「縮み志向」というのは、車だけを比較した考え方です。日本人は自然との調和を重視するため、不必要に広大な家や車を望みません。 広大な家に住めば、防犯警備も光熱費も大変ですし、人が暮らす上で様々なエネルギーの無駄が多すぎるからです。

実際、アメ車に乗って見れば、使い勝手が悪く、燃費も悪く、すぐに壊れて、アホらしくなります。

日本文化は、世界中で最高に優れていると思います。 清明直を尊ぶ日本文化は素晴らしい。 世界で最も、おぞましい、文化とは言えない下劣な文化は朝鮮人の恨の文化です。 神様は、日朝のように、善悪正邪を隣り合わせにすることで、それぞれの特徴が際立つようにされたと思います。 醜い汚いものがあるからこそ、美しく清いものの価値が分かる、というわけです。





プロフィール

kenbounoblog

Author:kenbounoblog
来るべき次元上昇まで、世界で起きる事象を俯瞰したり斜めから見たりしている爺です。

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR